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洗濯物を畳みながら探偵さんがお風呂から出るのを待っていた。
少し笑顔になる。
探偵さんにもらったお仕事。
俺にしかできないこと。
「…洗濯、片付け、ご飯…朝起こすのもかなぁ。」
それで探偵さんが喜んでくれるならなんだってやる。
探偵さんは命の恩人だから。
「なーにニヤニヤしてんだよ。」
「うわ、っ…!」
「うわ、って飼い主さんの事虫みたいな扱いすんなよ。風呂あいたぞ。」
「これ出来たら入るね。」
「あぁ。着替え今日買ったの着ろよ。…あー今日も疲れたな。」
「俺は楽しかったよ。」
「そりゃよかった。」
眠そうな探偵さんが俺の前に座って頭を拭く。
俺より大人なのに子供みたい。
一人でどうやって暮らしてたのかなぁ…
「そうだポチ、今度客が来るから。」
「客?」
「情報屋。別の調査でな。お前も世話になるだろうから挨拶しとけ。」
「わかった。今はどんなお仕事してるの?」
「…色々だ。」
「ふぅん…」
危ないこととかしてないのかな。
探偵ってイメージだと危険な事件とか調べてる感じがする。
…でもこの探偵さんは普通だし。
「よし、完成。」
「お。風呂入ってこい。」
危険なことはしてないといいなぁ。
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