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座敷童が来た話2
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「へぇ…でも十四松は天神公とか天神様て呼ぶけど」
「ああ、十四松ね、あれは人間としての生前の菅原道真様と今の貴方を慕う気持ちからかな?」
同じ苗籍なら菅公とは呼べたんだろうけど今の貴方は血縁ではあるが菅原を名乗ってないからね…十四松にとって貴方は今も昔も人であるから道真様を天神公と呼ぶんだろうね
「…人間として認識するのはいいけど(消滅させる力がある人間は果して人なのだろうか?)」
「道真さま~いま難しいこと考えてる?」
「別に難しいこと考えてないただ人間の認識でいいか疑問なだけで…。」
十四松も時たま哲学モードになるけどアレは道真様の影響だよね
「道真様の兄である今の貴方は人間だよ?変化もできないし今回は両親共に人間なのは証明済みじゃんあんまり深く考えすぎはよくないよ」
認識のズレがあったとしても人間なのは確かなのだ
それはずっと一緒にいるぼくが証言してもいい
「それはそうと『おそま』ちゃん吉祥さまは今からお勤めだからその間は僕と遊ぼう?」
今こそ座敷童だがその昔は人間の女の子だったおそまと十四松が遊んだことで知り合いになった獺松は彼女の名前を知っていたのだ
「でも獺松、アタイは遊びたいのは…」
「わかってるけどお仕事の邪魔をしちゃダメだよ、なにも吉祥様は相手したくないから僕に頼んだわけじゃないんだよ?ねぇ」
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