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(それに俺を陥れたい人間がいるなら、それも面白い…!)
逆にそれが寿の楽しみになっているのも確か。
どんな人間がどうやって自分を陥れるのか…。
そう考えるだけで寿の胸が躍ってしまう。
「ここが寿の部屋だ」
(‥ん?)
そう案内されて部屋に入ろうとすると、痛いほどの視線を感じた。
その視線を辿ると、見張り番が鋭い目で寿を睨んでいた。
(…さっそくか…!)
クスッと内心で笑うが表情には出さずに、何もなかったように部屋に入る。
部屋には大きめのダブルベッドとテーブルと本棚とクローゼット、部屋の奥にユニットバスがある。
内装と家具はシンプルなデザインで統一されていた。
そして寿の目についたのは、シンプルなデザインには似つかわしくないピンク色した桃のカーテンだった。
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