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それだけ皇子は繊細で優しい人なのかもしれない。
「あぁぁー、無理やり奪ってくれたら、こんなにも考えないで済むのに!」
寿は頭をかきむしってから、金の折り鶴を小物入れに戻して引き出しに仕舞う。
寿は大きく嘆息をつくしかなかった。
昨日、晩御飯を無駄にしてしまったので料理人に謝ろうと思って部屋を出たら、見張り番はジョージだった。
寿は内心で、ゲッ!と思ったが、ジョージに挨拶もせずに特に気にした素振りを見せずにそのまま料理人達が休憩している部屋を目指す。
その時に偶然マユと出会った。
マユは昨日と同じ素振りで、周りに人がいなかったのでマユと敬語なしで立ち話をした。
マユは料理人達に料理を教わっているらしく、マユは料理を教わった帰りらしい。
マユは料理人達の包丁を握ったことがあると、寿に自慢気に話をしていた。
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