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何度も挑戦してみても、寿は皇子の胸の中に倒れてしまう。
その度に皇子の顔がニヤけているが、寿は一輪車に乗ることに必死で気付かない。
「なんで乗れないんだっ…!」
もう何時間も練習しているのに、漕ぐところが一輪車に腰を落とした瞬間から皇子の胸に倒れてしまう。
「まぁまぁ、焦っても仕方ない。休憩にしてお昼御飯にしよう。特製ドリンクも作ってきたぞ!」
「特製ドリンク…?」
「ああ、水じゃ補えない栄養を補える特製ドリンクだ」
皇子が嬉しそうに微笑む。
寿は首を傾げるがふと気付く。
「…もしかして、その特製ドリンクを作ってくれていたのか?」
用件があるから少し遅れて庭に行く、と言っていたが、もしかしてこの特製ドリンクを作るため…?
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