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大変
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side久
少しだけ怖くなった。これからの学校生活で海砂が他の奴と仲良くなってそれで俺から離れていくのかと思うと無意識に暗い表情になってしまっていた。それに気付いた海砂に慰めて貰ったのはとても嬉しいが俺意外に気を許すのは家族と仕方ないので同室の奴だけにして欲しい。
「うーさっ」
「どーしたの久兄っ!」
「海砂はにーちゃんのものだよな?」
「へ?」
「んー?そーだよな?」
「え、あっ、うん!!」
「うんじゃない!!久兄も海砂を離して!」
海砂を後ろから覆いかぶさるようにぎゅうぎゅう抱きしめながら問いかけているとペチンっと莉沙に頭を叩かれた。流し目でそちらを見ると半裸のアーネルに肩を組まれている莉沙が頬を膨らませて俺を睨んでいる。
可愛いが密着してる変態が気に入らないな・・・それに密着してることに気付いてないし莉沙くんは。
「何、寂しいのか?よーちよちよちこっちおいでー」
「なっ!!!ちがうわ!キモイ喋り方するなっ!」
「よちよち!」
「海砂はマネしない!!」
「ヨーチヨチ」
「お前は死ね!くそハイネ!・・・ってちけーよ!」
やっと距離が近いことに気付いた莉沙は顔を真っ赤にしながらアーネルをビンタした。まぁまぁの力で殴っただろうにヘラヘラ笑ってるアーネルは不気味だ。
「ほら、莉沙たちはこれから忙しいだろうし(いろんな意味で)部屋に戻ろ?」
「え、うん!」
「忙しくねーよ!戻るのはいいけど久兄はちゃんと自分の部屋に戻れよ!」
「・・・・・・じゃあ行こっか海砂」
「へ!ん!じ!!」
莉沙くん大変だね。俺と半裸の変態のせいで。(笑)
*ハテナな海砂と叫ぶ次男と自分勝手な長男にヘラヘラしてるハイネ
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