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待機
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部屋を出て階段を降りていくとちらほら人集りが出来ていて、ともがすれ違う何人かと挨拶をしているのを見る限り知り合いや友達が多いんだろうな、と思った。少し寂しい気もするが仕方ない。
「あー・・・めんどくさい」
「すぐ終わるかな?」
「今年ハイネ先輩が寮長だろ?ぜってー早い」
「へ?そうなの?」
欠伸をしながら話すともを見ながら会話をしていると欠伸のせいで潤んでいる目で方向を示す。ともが示す方向を見るとそこには幾つもの長机に椅子が配置してあり、大きな張り紙には『部屋が同じ者隣同士で適当に座るように』と書かれてあった。なので適当に空いている所にともと隣同士に座った。
「やっぱり殆ど知ってる子ばかりなの?」
「んーまぁ中等部から上がってる奴らが八割ぐらいだからそりゃな」
「そっか・・・僕も仲良くなれるかな」
「なれるなれる。てか人集りが出来るんじゃね?」
「え?なんで?」
「・・・(お前の兄貴が原因だよ)」
疑問に思い問うと無言になってしまったともの腕などを揺らして何度も聞くが「お前なら大丈夫。やっていける」と、答えになっていない返答がきた。・・・よく分かんないや。
ともに同じクラスの子やともが中等部の時に所属していた茶道部で一緒に活動していた2人を紹介して貰ったりしていると気付けば全員揃ったらしく席はぎゅうぎゅうになっていた。そして5分程時間が経った頃に2人前に出て来た。
あ、ハイネ先輩だ!
「あー、えっとみんな揃ってるみたいだから始めるね〜」
*ワクワク海砂と眠いともと最後に出て来たね、ハイネくん
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