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それからしばらく走って止まる成弥。
刹那『はぁっ、ケホケホッ…なる、や…?』
…やば、少し息くるしいかも…。
でもそれよりも成弥が気になり、問いかける。
成弥『はぁっ、はぁっ、…ぁ?!セッちゃん平気?
ごめん!急に走ってもうて!体大丈夫?具合悪くなった?!』
僕が噎せてるのをみて焦る成弥。
刹那『ふふっ、大丈夫、だよ?ただの運動不足…ゴホッ…。』
成弥『ほんとごめん…あ、ここセッちゃんの部屋やから、中入って休も?』
刹那『え?本当だ。ありがとう。』
入ろうとドアノブを捻る。
ガチャっ
ん?
ガチャガチャっ
あれ?
……
刹那『開いてないよっ!?』
成弥『へ?…ぁ、紫月さんからカード貰うの忘れてもうた!!!』
刹那『もっ、戻るか。』
成弥『ほんとごめん!俺が急に走り出すから…。』
刹那『大丈夫だって、ね?』
成弥『うぅ…。』
再度取りに行こうとしたら、紫月さんが走ってきた。
紫月『成弥、可愛い。』
成弥『はぁ?!!!』
開口一番、成弥かわいいって……。
紫月『ちょっと、2人ともカード渡してないのに走って行っちゃうんだもん…びっくりしたよ。』
さらっとスルーしたな。
紫月さんは苦笑しながらカードをくれた。
刹那『あっ、わざわざすみません…。』
てかこの人…
刹那『あんなに紫月さんも走ってきたのに…息切れ1つしてないなんて…。』
紫月さんも結構なスピードだったのに。
成弥『紫月さんは何処かおかしいんよ…
いつも俺が走るt…なんでもない。』
いつも逃げては追いかけられてるのか。
紫月『体力はそこそこある方だからね。
あ、そういえば刹那君大丈夫?君走ったりしない方がいいんでしょ?』
刹那『ぁっ、このくらいは大丈夫です。』
紫月『そっか、よかったよかった。
俺、保健医とか理事長から君の体調の事聞いてるから何かあったら手助け出来ると嬉しいな。』
刹那『ありがとうございます。』
紫月『じゃ、俺行くから…成弥、電話出てね?』
電話??
成弥『っ…たぶん。』
ここまで照れてる成弥は可愛いかも。
最後はイケメンが際立つくらいの微笑みで、手を振って帰っていった。
刹那『まあまあ、話はゆっくりと中で聞くね!』
成弥『…はい。』
カードをロックのところに翳して、開けてから入った。
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