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優しい人
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「ああっ!!あの煌貴くんかっ!!」
大和より先に誠也が思い出して、誠也の声が弾む。
大和は煌貴という人を知らなくて、首を傾げる。
「はいっ!良かったです…!!覚えてくれていたんですね…!!あの…、当時、大学生だった方ですよね?」
安心したように煌貴は胸を撫で下ろす。
「そうそう!煌貴くんこそ、よく俺のことを覚えてくれていたね!」
誠也の声は社交辞令の挨拶の時のような固い声から、普段の優しい声になる。
大和の大好きな優しい誠也の声。
特に誠也は大和が小さい時は、もっとゆっくりとした口調で接してくれていた。
あの誠也の口調ですぐに優しい人だと大和はわかった。
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