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70話
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袖を引っ張りながら言う氷琥
それに海璃は
「…は?
あ、えっとー…
先生いるだろ?
それに蓮華や靖弥、
2年も今はいねぇみたいだが
うまい奴らがいるじゃねぇか
なんで俺なんかに…?」
頭の中ではくるくる喜んでいる海璃
しかし分からなかった
何故そこまで話したことのない自分に
今こんなこと言うのか
探りを入れ始めた
「確かに蓮華先輩も…靖弥先輩達もいます
けど、海璃先輩に聞きたいんです!
これだけはゆ、譲れません!」
ん!っと声を最後に出す氷琥
海璃の頭の中ではまだぐるぐるまわっていた
ーなんでだ?
なんでなんだ?
俺のこと覚えてないのになんで氷琥は…
まさか俺が巫琥の友達だから?
いや、だったら蓮華も全然もそうだ
んじゃなんで俺にこだわるんだ???ー
頭の中で考えていると靖弥が何やら気づいたらしく
「あー、そういや…俺たち3年はちょっとこれから忙しくてな??
海璃、お前氷琥の絵の指導してやれよ
先生も来週から出張するしさ?」
「は?」
人差し指を立てていう靖弥
それにえっ?となる海璃と氷琥
それに蓮華も何か勘づき…
「まぁ、そうね
私たち忙しいし…
2年生も来週魔力検定の審査もあるから休みだしね?
ほら、海璃見てやりなさい!!」
そう言ってバシンと海璃の背中を叩く
「あっ」
「へっ?」
バランスを崩し海璃が倒れる
その前にいた氷琥が下敷きになった
ーバタンっっっー
「あちゃ!
力入れすぎた!
ちょ…海璃、氷琥く…」
「こらこら、蓮華
君力強すぎ…っておお…」
蓮華と靖弥が倒れ込んだ二人に近寄ると
「いてて…大丈夫だ……って…
ん、、、なんか…スベスベしたなんか尖った…
あたたかいなに、か…」
「ん〜///」
海璃は起き上がると左手のいる場所におどろいた
氷琥の服の中に入りこみ
胸の位置あたりに自分の左手はいた
スルッと動かしてしまい
ピクっと氷琥は身体をひくつかせ
尖った場所に中指が触れる
「ひゃっ///」
頬を染めた氷琥が自分の下敷きにされいる
少し息を切らし、うっすら涙目の氷琥を見て
海璃の顔も真っ赤に染まる
「ひ…氷…琥…
わ、わ、わりぃ!!!!
こ、これは悪気あってやったわけじゃねぇんだ!
その…マジで…ごめん!!!!」
そう言って手を氷琥の服の中から出し
あわあわする海璃
見ていた蓮華は
「この…馬鹿者ーーーー!!!!!!」
「いだっっつ!!!!」
バシンっと教科書で頭を叩かれた海璃
氷琥がビクッーとする
「く、くそ…痛え…怒」
海璃が頭を抑えると
蓮華が教科書を持ったまま
「痛えじゃないでしょあんた!!怒
私たちだけで良かったわねほんと!いる人間が怒!!!!
あんた今まで彼女も彼氏も番もいなかったくせに
だから安全だと思ったのに!!!!
このスケベ破廉恥!変態野郎!!!!
巫琥と結局同じじゃない!!!!」
「馬鹿、蓮華!これは事故だ!
俺は巫琥みたいにそんな遊び人じゃねぇ!
俺は生涯たった一人を愛してるんだから!!!!
俺は一途なんだよ!
付き合ったことがない
ってか付き合えない蓮華とは意味がちげーの!!」
「な、なんですって!?
この変態!もう私の後輩に近づくな!!
あんたはそれ、こじらせてるだけでしょ!!
私は私に釣り合う相手がいないからつきあわないだけよ!この馬鹿!!!!」
「え、海璃君好きな子いたの!?
それは驚きなんだけど!!?
今までそんな素振り見せてない君が!!!???
その話ちょ、詳しく!!!
詳しく教えておくれ!!!」
ギャンギャン言う先輩方三人を見る氷琥は
ポカンと少ししていたものの
どこか楽しそうな表情をしていた
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