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腐男子だからねっ
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角谷は悠人を抱き上げてベッドの真ん中へと下ろした。悠人を見下ろす角谷は雄の顔をしている。欲情して息が荒く、いつも見てるふざけた角谷ではない。纏ったものを脱がされた天使の肌に角谷は触れる。
悠人「んっ………せんぱっ…ぼくだけはだか……いや」
お願いという目で見上げれば角谷が雑にバスローブを脱いだ。なんてことを言ってしまったんだ。悠人は後悔した。角谷の日常生活では想像できない筋肉質な体と大きな肉欲に悠人は目のやり場に困った。
視線を角谷から窓へと映すがそこにも反射で自身と角谷が映る。角谷は視線を逸した悠人の顔を手でこちらへと向かせると俺を見ろと言うような鋭い瞳で見つめた。
小さな唇に狼は嚙みつき、舌を吸い唾液を流す。
慣れない行為に必死に獅噛み付く悠人は可愛い。
悠人「悠人、いい?」
角谷は悠人の耳元で甘く囁いた。それは次に進んでいいかという意味。腐男子だから分かる。
悠人「…………いいよ」
悠人は角谷の頬にキスをした。
怖い。この先が。
いつも漫画で読んでいるはずなのに。
角谷が鞄からローションを出している。それを見て悠人の心拍数はさらに上がる。
─────男、はるとっ!!覚悟を決めろ!!
ふぅ…と息を吐いて、悠人は角谷を見つめた。
ローションが角谷の手に絡まり、ゆっくりとその手が悠人の蕾に触れた。
悠人「───────っ!!」
角谷の指が入った瞬間、言葉にならない悲鳴が部屋に響いた。怖くて怖くて悠人は涙を流す。相手は好きな人なのに。
好きなのに怖い。
BL漫画の受けはこんな思いをしている。初めて知った。体験しないとこれは分からない。
なんだ、エロは無いのかとガッカリした当時の自分を殴りたい。
初めての下の穴は指を受け入れず、ミチミチと力が入り痛いと悲鳴をあげる。だが、繋がりたい。
好きだから、痛くても繋がりたい。
悠人「はぁっはぁっふぇっうぅっ…」
泣きながら耐え手で顔を隠す悠人を見ていられない角谷は指を抜いた。
尻への違和感が無いことに、悠人は顔を隠していた手を退かした。
悠人「しぇんぱっ…なんれっヒクッ」
角谷「悠人が怖いのに無理矢理はできないよ。悠人の泣き顔は好きだけど、今のは好きじゃない。俺はさ、悠人とヤりたいから好きなんじゃないよ。アナルセックスが嫌ならヤらなくていい。前を使って抜き合いだけでいい。」
悠人「ごめんらさっ………ぼく……」
角谷「謝らないで。愛してるよ、ずっとずっと」
悠人「ぼくもっ………あいしてるっ!!」
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