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〜雷牙side〜
家を出て俺は近くの公園に行った。
ベンチに座っりある人に電話をかけた。
プルルルルッ、プルルルルッ、プルッ、ガチャ
「もしもし?
雷牙か??
どうしたこんな時間に???」
「・・・もしもし、
雷にぃにお願いがあるんだけど?」
雷にぃとは、俺の兄 三城 雷輝 《さんじょう らいき》。
三城財閥の跡取りで家族で俺と流鬼の関係を知る唯一の人
「いいけどどうした?
・・・もしかして流鬼と何かあったのか?」
「・・・・家で・・・浮気されました・・・。」
言葉にするともっと実感する。
俺たちはもう別れてしまったんだ。
「・・・わかった。
話は後でだ。
今どこだ?迎えに行くよ」
「・・・家の近くの公園・・・」
「東野公園だな?
十分ぐらいで着くから少し待ってろ?」
雷にぃはすぐに電話を切ります十分ぐらいで迎えに来てくれた。
「・・・・・・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・・・・・・」
2人は無言
「本邸に帰えるのか?」
「・・・うん・・・
流鬼にバレるかもしれないけど使用人には誰も入れないでって言っといてほしい。」
「わかった。
・・・・・元気出せとは言わないけど何があっても俺はお前の味方だからな。」
こういう時頼りになるのはやっぱり雷にぃだなぁって思う。
こんな夜中に呼び出したら普通はめんどくさがるのに嫌な顔ひとつしないで迎えに来てくれる。
流鬼どうしてるかな・・・
こんな時でも流鬼のことを考えてしまうのはまだ俺の中で区切りがついてないからなんだと思う。
流鬼・・・大好きなんだよ。
どうやっても手に入らない人だけど・・・・
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