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鶴と三日月と三条
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鶴丸はゆっくり歩く
「三条の部屋につくまで少し眠れ雪希、
君、少し疲れた顔してるからな〜」
「…ん…」
雪希はその落ち着いた匂いと昔と同じ温もりに
身を任せ寝始めた
「つ……る…、、、、、」
「ははっ
相変わらず…危機感がないなぁ…
雪希は…この前もそうだ…
君、三日月に素顔見られそうになっていたのに…」
そう言って顔に布を付ける
少し頬に触れると小さな声だがんっと声を漏らす
それがまた愛おしく思えた
「だがなぁ…
ありゃぁ、親がダメだったな…
父親も……
だから、、、俺がこれからは守ってみせる…
愛おしい、俺の小さな想い人…」
そう言って首元にキスを落とす
白い美しい肌に目立つ点と赤くなった場所
それを見ると鶴丸が顔がにやける
「フッ…三日月ならすぐにこれに気付くだろうな…
なんて言うだろうなぁ!
いや、、、、〝狐〟も、、、
物分りがいいからな…」
はははと笑いながら
ゆっくりと向かい、三条派の部屋へ入る
「おお、鶴、よく雪希を連れて参ったな」
三日月はニコリと微笑む
その後から岩融、今剣がのぞき込む
「おやおや、ねていますね?」
「は、は、は!寝る子は育つ!
いいことではないか!」
「こら、岩融静かにしなさい」
ポコっと今剣に頭を叩かれる岩融
横から石切丸が現れた
「おやおや、お休みの時間だったかい?」
「んー、もう少しで起きるとは思うがな?」
そう言って鶴丸が頬を指でつんつんする
「ん、、、んぅ…」
ゴシゴシと顔布の中で目をこする
「こらこら君、目を擦りすぎると目が腫れるぞ?」
「ん、、、つ、い、、、た?」
今剣が声を聞くやいなや
「!!!
やっぱり雪希はお母様にそっくりですね!
ことだまがにていますよ!!!」
ニコニコと岩融の肩にのった今剣が言う
それを聞いて雪希は
「、そ、、、う、、な…、、だ」
嬉しそうな声を出す
「まぁまぁ、立ち話もあれだ
そこに座るが良い、鶴と雪希や」
三日月が手を叩く
みんなそちらに向き
座り始める
雪希と鶴丸におろしてもらい
ちょこんと鶴丸の横に座る
「あー!
鶴丸ひきょーですよ!
雪希の横にさりげなくすわるなんて!」
むうっと今剣がいう
鶴丸は笑いながら
「おいおい、雪希がこっちに座ってきたんだろ!?
俺は悪かないぜ!?」
「ゆるしませんよ!鶴丸!
全く、極になってたらつよいのはこちらなのに…!」
キーっと髪の毛を逆立てる
鶴丸は
「いや、Lv70だろう!?
俺は一応カンスト済みだぞ!?」
「それをいうなとなんどいってると思ってるんですか!?」
「はは笑笑悪い悪い!」
「まぁ、今剣よ!
今は楽しむ話しのばしょだ!
喧嘩するでない!」
それにほらと
「雪希も困ってるではないか!」
2人はこちらを向く
雪希があたふたしてる姿が見られた
「む、むぅ、きょ、きょうのところはゆるしてあげなくもないですよ、、、、」
「ま、、そ、そうだな(苦笑)」
「さて、お茶とお菓子も揃えたことだし、
お茶会?とまではいかないが
雪希との交流を深めたくて開いた第1回だ
楽しもうね?」
ニコッと石切丸が笑う
雪希は初めて見たものがあるのかオーラが
嬉しそうなものになっていた
「ん?どうした?雪希、食べたいものがあるのか?」
鶴丸が首をかしげながらいう
「こ、れ…」
声が少し高くなっている
よほど嬉しいのか
和菓子を指さしている
その形は鶴だった
「雪希は鶴がすきなのですね~」
今剣が三日月形の和菓子をむしゃりと食べた
「あぁぁ!今剣!
それは兄様のために私が作ったもの…!!!!」
「ふえ?ほうあったのえすあ?
(訳:ふえ?そうだったのですか?)」
小狐丸がしゅんとする
三日月がははっと笑いながら
「まぁ、今剣はお転婆さんだ
百も承知だろう?
俺はそうだなぁ、、、、
お前が丹精込めて全部作ったものだ
どんな形もさぞ愛がこもっていて美味いだろうなぁ」
そういって小さい方の狐の和菓子を頬張る
小狐丸はそれを聞いてぱぁぁっとする
「あ、兄様がそういうなら…(嬉)」
「うん、小狐丸美味しいよ
この抹茶入りのも♪」
石切丸も美味しそうに頬張る
岩融も、今剣も、雪希も鶴丸も
その姿を見て、先程までの悲しみは
どこかに消えていった
「ふふ…嬉しゅうございます」
小狐丸は無邪気な笑顔を見せた
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