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―――
「ひあ…っ!な、にっ…!?」
急に尻の割れ目に冷たい液体のようなものがかけられ身体が跳ねた。
「慣らさないと使えないからな。少し我慢しろ」
尻の割れ目を彷徨っていた指が急につぷっと突き立てられ、初めての感覚にビクリと身体が震える。
そこは本来出すところであって、何かを入れるところではない。
そんな場所に無遠慮に突き立てられた指は、奥へ押し込まれたと思ったらズルッと抜けるギリギリまで引き抜かれたりと予想がつかない動きをする。
その度に女みたいに高い声をあげてしまうのが恥ずかしくて。
痛いであろうはずなのに、何故か痛みはほとんどなくて逆に奥がムズムズするこの身体が悔しい。
それがさっきかけられた液体に催淫作用があるからだなんて知るはずもなく。
男の指で、男なのに尻の穴なんかで、感じてしまう自分がとてつもなく嫌になる。
指が2本に増やされ、圧迫感を感じて目からは涙が溢れてくる。
幾度となく2本の指が出し入れされ、少し元気をなくしていた性器が再び頭をもたげ始めた。
それを知ってか3本に増やされた指がナカでバラバラに動き、長い指が奥を突く。
その指先がある一点を掠めた時。
「ひ、あぁっ…!あっ、そこ、やぁっ!」
なにこれ?!
電気が走ったのかと思うほどの今まで感じたことがないとてつもない快感。
そこに触れられる度、身体がビクビクと跳ね俺の性器からは先走りが溢れる。
どれくらいの時間そうしていたのだろうか。
ズルッと抜かれた指に、やっと終わったと安堵した。
けれど安堵はすぐ絶望へと変わる。
仰向けへと返され、カチャリと音を立てベルトの金具を外す姿に目を見開く。
あっという間に上半身にシャツを着ているだけの姿になった藤堂さんのモノは初めて見る大きさで。
お風呂で見たときよりも大きな雄。
それを、俺の顔に近付け、「舐めろ」と。
やだ。絶対に嫌だ。
そんな汚ないモノ、自分のモノだって綺麗なものだなんて思えないのに、他人のモノなんてもっと嫌だ。
嫌だ嫌だと首を振って拒否の意を示すけど、聞き入れてくれるはずもなく。
「濡らさないと痛いのはお前だ。言っておくが、歯を立てたらお前が痛い目を見るぞ」
完全なる脅し文句だということは、今の俺には微量も分からずにただ従うしかなく、唇に当てられた性器を前に逆らえない。
噛む勇気なんて微量もなく、歯が当たらないように気を付けながら生臭い独特のモノを口に含んだ。
とてつもなく不味いモノに吐き気を覚えながらも仕方なく舌を這わせるものの…
される方もする方も経験なんてないから、どうすればいいのか分からなくて。
きっと誰よりも下手くそなフェラ、声も発さず表情すら崩さない藤堂さんがその証拠だ。
気持ち良くないんだったら、わざわざ男の俺にフェラさせなきゃいいのに。
今やそういったものを職業にしている人だっている。
いや、これだけの端正な顔で経済力もあれば、お金なんて出さなくても女なんて向こうから寄ってくるだろうに。
俺なんかより女の方が絶対良い。
なのに、なぜ俺なの?
聞きたい言葉は咥内にある最初よりもまた大きくなった性器のせいで音にはならずに胸の奥へと消えていく。
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