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25-15
あっという間に1セット目が終わった
2セット目、1セットの終わりと同じメンバーで始まった
青城の1番のサーブの時大地さんと西谷の2人体制
影山が天才ならスガさんは堅実と言う言葉が似合うセッターだ
決して悪いセッターではないけど勝つにはあと一歩
あと一歩が足りないセッター
そう言う印象だった
スガさんが捕まり始め、鵜飼さんが影山を呼んだ
旭さんがバックアタックを打ち決まった
スガさんと影山が交代し、影山のサーブから始まる
あ、影山スイッチ入った
俺はそれをスコアブックに書く
生じゃなきゃ分からない情報も試合にはある
交代は吉と出たらしく相手ばかり見てた影山は仲間を見るようになった
調子が出てきた烏野に堪らず青城がタイムアウトを取った
後、青城が同点に持ち込み今度は烏野がタイムアウトを取った
影山が月島に声をかけた
あ、あいつら珍しく話してる
歯車はきっといい方向に回りだした
烏野が先にセットポイントを取った
烏野24-23青城
サーブは青城1番
強打のサーブはインぎりぎり西谷が飛びつく
ボールはそのまま青城コートにレフト4番が打ったアタックは月島と影山によってブロックされた
2セット目は烏野が取った
3セット目
ラリーが続き始めた
どっちも譲らない戦い
チームとして完成されてるのは青城だ
けど、未完成だからこそ烏野は強い
考え続ける事。それが烏野の強さ
考え続けろみんな
青城19-17烏野
日向のサーブの代わりに山口が入った
「へーい!山口!「「「一本ナイサー」」」」
アップゾーンの中スガさんを先頭に上級生組みがおチャラける
この瞬間が俺は嫌いだった
繋ぐスポーツでサーブは唯一孤独だ
誰のせいにも出来ない
誰のためにでもない
自分のために上げるトス。
俺はこれが苦手だった
自分って言うのはいまいち分からない
いや、違うな
自分に厳しすぎたんだ
ちょっとの違いが気に食わなかった
だから、それにばかり気を取られうまく打てない
だから俺は、サーブは嫌いだった
1人で出来ないスポーツで唯一1人でできるプレーそれがサーブ
山口はサーブを白帯に当てた
山口のサーブは相手コートに入らなかった
山口と日向が交代する
アップゾーンに帰る山口に大地さんが声をかける
「山口。次、決めろよ」
その一言で烏野の空気がまた変わった
そして試合はデュースにもつれ込む
結果を言ってしまえば烏野は青城に負けた
青城33-31烏野
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