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「綾斗さん。ちょっといいっすか」
練習が終わり着替えて帰ろうと体育館を出た所を今まで避けていた影山に声をかけられた
「あー嫌です」
「聞きたい事があるんです」
影山というより1年が俺はどうも苦手だ
色眼鏡で見られているからだと思う
「はぁ、どうしても?」
「はい」
「自主練、どうする気だよ」
「あー待っててくれると助かります」
でも、いつまでも逃げてるわけには行かないのかもしれない
ここらが潮時なんだろう
こいつらと俺がこれから先に進むためには
「はぁわかったよ。取り合えず俺は着替えてくるから」
「はい、ありがとうございます」
着替えて体育館に戻ると縁下に声をかけられた
「綾斗今日は帰らないのか?」
「影山に捕まった」
「そっか、どんまい綾斗」
「縁下ちょっとは助けろよ」
「いつかはこうなるって分かってたんだろ。だから綾斗だって今日残った」
「あーホント縁下嫌い」
「それは困る」
さして困った表情ではない縁下にむかつきチョップを食らわせる
「ま、綾斗のこと気になってるのは影山だけじゃないから取り合えず俺もいていい?」
「は?冗談」
「冗談じゃないんだけどな」
「ま、今回は」
「よくないぞ!」
「西谷」
まためんどくさいのが現れた
縁下が諦めると言ってくれると思っていたのにそれをうちの守護神が止めた
ホントいいプレーするな西谷は!
「綾斗が話すってなら俺も聞く!!」
「なんだなんだ。ノヤっさんが聞くってなら俺も聞くぞ」
めんどくさいのその2が現れた
「もう逃げられないな」
成田と木下が俺の両脇を押さえる
「「諦めろーーー」」
西谷と田中が声を合わせて俺に向かって指をさした
ホントこのソイソイコンビは!
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