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first day
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「近藤洸平(コンドウコウヘイ)でーす、好きなものは、うーんとヒナでーす」
「いやーんっ」
と三浦。
お前らアホか。
女子は女子で、バカじゃないと苦笑い。
「はい、ありがとう。このクラスは明るいんですね。」
なんとか自己紹介が終わり、ホッとして腕時計で時間を確認する。
「えぇと…時間まだ少し余ってるので、これから配る紙に名前と、俺に対する質問とかなんでもいいから書いてくれると嬉しいです。あとでちゃんと返事して返却します。」
どうしよう、質問なかったら…
ちょっと不安。
「あ、えっと、俺に対する質問じゃなくても、数学の苦手なとことかとにかくなんでもいいから。」
言いながら真っ白な紙を配っていく。
「配られた人から、残りの時間書いてください。チャイムなったら集めます。」
シーンと静かになる、教室。
意外と真面目なのか?
でもペンが進んでない人が多い気がする。
「うるさくならない程度なら周りの人と相談してもいいですよ」
そう言うと、少しザワザワしだし、ペンが進む人が増えて安心する。
とりあえずあと5分。
俺がんば。
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