アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
first day
-
「まぁ、七星に入学する前からキッズモデルとかやってたらしくてなぁ。今さら辞めろとかは言えなかったんだよ。」
あぁー。
アイツむかつくけど、ちっちゃい頃とかめっちゃ可愛かったんだろうな。
「なるほどねぇ~」
「一応三浦くんと話しておくんだぞ?」
じぃちゃんはそう言いながらどっこいしょと腰をあげて棚からコーヒーカップを2つ取り出した。
「え?何話せばいいわけ?」
「仕事の日程とかだよ。休み過ぎはいけないし、いくら休み扱いにしないと言っても単位が足らなすぎちゃ困るからなー。」
あぁー、色々あるんだな。
しゅぽしゅぽぽ ってお湯を入れてる音って、なんか好き。
「ほいよ。」
じぃちゃんは、俺がコーヒー飲めないのを知ってるから、俺にはココアをくれた。さすが~っ
「ありがと。でもさー、そもそも休み扱いにしないってのもどうかと思うんだけど。」
だってさ、バイトで休みますってのと同じもんじゃね?職業が違うだけでさ。
そんなん、ひとりだけズルいってなるやん?
ひと口、ココアを飲むと甘い香りが鼻をくすぐる。この部屋少し肌寒いから、あったかいココアがちょうどいい。ココアってホッとするんだよなぁ。おいしー。
「それがなぁー、三浦くんのおかげで新入生が増えるんだよ。」
ハッハッハと、豪快に笑いながらじぃちゃんもコーヒーを飲んだ。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 74