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broken heart
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思い返せばかっこつけたつもりだったけど、かなりかっこ悪かったよな。
変に強がってさ。
もう会わないのか?
梨花子以外の誰かをまた好きになれるか?
ほんとは心が砕ける音が聞こえた。
梨花子のことを苦しめたかったわけじゃないのに、俺の方が苦しいんだからって思って、梨花子のこと傷付けた。
今更遅い。
分かってるんだ。
会えない時間が多過ぎたのを、そのままにして何にもしなかった。
俺はなんもしてない。
なんもしてないから、梨花子が心移りしたんだ。
梨花子なら分かってるって信じてたつもりがいつの間にか、放置になってた。
今さら好きっていう資格なんてないんだ。
ーーーくっそ。
どうやって帰って来たかも覚えてない。
オシャレした髪型も今じゃどうでもいい。
ぐしゃぐしゃにして、そのままベッドに倒れ込む。
仰向けになって、拳を目に当ててるのに湿ってくるんだ。
耳の中に生温い液体が入ってきて気持ち悪い。
拳を何度もベッドに叩きつけた。
ーーーーーック
嗚咽とともに、溢れ出す涙。
苦しくて苦しくて心臓が痛かった。
身体は暑くてベトベトしてるのに、心だけが冷えていく。
さっきの梨花子の泣きそうな顔が浮かんで苦しい。
ごめん…
俺、サイアクだ…
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