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時間が経つにつれてどんどん身体はおかしくなっていった。
燃えるような熱さは高熱が出ているみたいで頭がクラクラして、目は見えているはずなのにぼやけているし音も少し篭って聞こえた。
声は上手く出なくて呼吸さえも苦しい。
涙や涎は流れていくのに喉はカラカラで、身体が壊れていくような気がした。
なにより熱はそれだけじゃなくて身体の中心へ集まっていく。
何もされていないはずなのに服の中で敏感になりきったソレが感じてしまう。
服が擦れる度に求めていない快楽に引っ掻き回されて、嫌な声が出てしまう。
「憂くん。」
「…助け、て…っ…変、…おかし、い…」
「ちゃんとした言葉遣い、忘れた?」
「ひ、っぃ"…助け、てくださ…い、っ…お願い、…っしま、…」
「駄目だよ。これはお仕置だから。…悪い事をしたらお仕置きの時間はどんどん増えていくからね。」
「や、…っ…は、っぁ…、っ…」
「…耐えるんだよ、ちゃんと。」
先生は時々俺に声をかけるだけで何もしてくれなかった。
水が欲しいと言っても、熱いと言っても。
あとどれ位耐えたら許してもらえる?
何分?何時間?何日?
もう一秒も耐えられないのに、こんなの死んでしまう。
「…そうだ憂くん。お仕事、勝手に休んだら大変だよね。」
「お…し、ごと…?」
「うん。テレビのだよ。明日も朝の番組はあるし…他にもあるよね。偉い人に電話しよっか、携帯持ってきてあげる。」
「…は、…いっ…」
お仕事。
…そういえば、そうだ。
明日も朝1にお迎えが来るし、その後も夜までお仕事のはず。
明後日もその後もしばらく休みはないはずだから。
よかった まだちゃんと考えられる。
「この人…であってるかな。いい?インフルエンザにかかったので暫く休みます、って言うんだ。」
「…わかり、ま…した、…っ」
少しでも呼吸を落ち着けようとするけれど、全然意味はなくて。
むしろだんだん苦しくなっていく。
携帯が耳に当てられて遠くで発信音が聞こえてくる。
ちゃんと、言わなきゃ。
先生に怒られる。
『俺だ。』
「ぁ、…藍川、…ぅ…で、す…」
『…どうした?』
「っ…は、っ…え、っと……」
あれ
なんて言わないといけないんだっけ。
えっと、お仕置き。
お仕置きがあるから…?
違う、休まないといけなくて。
なんで?
『おい、どうした?何かあったか?…落ち着け、息苦しそうだぞ。』
「…なに、…っ…か、…」
『なんだ?上手く聞き取れない、…』
思い出した、インフルエンザだ。
インフルエンザにかかったから仕事に行けないんだ。
そう 言おうとした瞬間にドクンと心臓が大きく波を立てた。
さっきとは違って身体中に心臓が動く感覚が響く。
なに、これ。
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