アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
7◎お腹いっぱい愛しあいたい
-
◆ ◆ ◆
翌日は腹の音で目が覚めた。
ぐるぐるごろごろとうるさい。
散々イかされ、最後の一滴までぎっちりしぼり取られたのだ。まあ、腹が減らないわけがない。
裸でいるせいでなおさらハッキリと聞こえた。
そういえば、服を脱いだ記憶もない。
胸にはまるで蕁麻疹かと思うほど、愛の痕がいくつもいくつも刻まれている。
ついでに、部屋へ戻ってきた記憶すら無い。
あまりにもめちゃくちゃに追い込まれすぎて、意識が吹っ飛んだらしい。まったく記憶にないがそうとしか思えなかった。
起き上がろうとしたが、腰に鈍痛が走ってムリだった。
気を失うほど攻め立てられたのだから、まともに起き上がれなくて当然かもしれない。
やわらかなベッドや布団じゃなく、硬いベンチでしてしまった罰でもあるだろう。
おまけにあちこちかゆい。
太ももの付け根だとか、くるぶしのあたりがぷくりと腫れている。
この時期に外で肌をむき出しにしていたら、蚊にさされ放題なのは当たり前だ。
「ぐー……」
カズマは俺の隣ですっぽんぽん。
両腕はおろか股まで全開おっぴろげで、すこぶる気持ち良さそうに眠っている。
その腹と股にバスタオルをかけてやり、起き上がった。腰にはまだ痛みがあるものの、動けないほどではない。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
82 / 96