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彼を束縛していたすべてを取り除き、すぐさま深く深く頭を下げた。
「すまん、新木! これには深いわけがあるんだっ!!」
土下座も土下座、ズキズキ痛む腰をびったりと曲げて、誠心誠意での謝罪。
「……」
数時間ぶりに自由な聴覚と視覚を取り戻した新木はなにが起こっているのか分からないと言いたげだった。
言わないのは口にまだガムテープが残っているからだろう。
「あの、あの、……昨日お前、泥酔しててさ、でも金がなくて俺のうちに連れてきたら、その……」
「ああ、気にしないでください」
自らガムテープをはがし、お詫びの気持ちとして用意していたミネラルウォーターを飲みして深いため息をついた。
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