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生徒会 副会長
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「なぁ…なんか見覚えあるところなんだけど」
「ん?だってお前さっきまで、ここに居ただろ?」
いやいやいやいや、ちょっと待て。
じゃあ、ここはあれか?さっき俺が生徒会長に拉致されてきたフロアに居るってことか?
「もし見つかったらどうする気だったんだよ!?」
「大丈夫だって。ちゃんと確認したから」
少し先の方で扉が開き中から人が出てきた為、一瞬身構えたが初めて会う人だ。
「はぁ……僕が迎えに行くから、その子を残して授業に
行ってくださいと言いましたよね?」
「あれ〜?そうだっけ?まぁでも10分くらいしか経ってないし問題ないでしょ」
「問題大有りに決まってんだろ!途中で龍也に会ったら
どうする気だったんだ?しかも教師が10分も遅刻だぁ?
1発…いや2発殴られたいのか?」
眼鏡をかけた真面目そうな人が髪をかきあげながら霧島先生を怒鳴りつけている。
「彰ちゃん、落ち着こう。口調が昔に戻ってますよ〜?」
「だまれ。クズ教師」
この人、元不良とかだったりするのか?
殺気すごいしめっちゃ怖い。
そして何よりこの豹変ぶりに俺の思考が追いついてない。
「失礼、取り乱しました。あなたが奏斗くんですね?
僕は相沢 彰(あいざわ あきら)です。学年は3年、生徒会副会長もやってます。」
よろしくお願いしますと頭を下げられ、俺もつられて頭を下げると横でクスクスと笑ってる霧島先生。
「彰ちゃんの豹変、久しぶりに見たけど最高な!」
「まだ居たんですか?さっさと授業行けよクズ教師が」
「はいはい。じゃあまたあとでね、奏斗ちゃん」
俺の頭をワシャワシャと撫でると手を振りながら行ってしまった。
「全く……とりあえず見つからないうちに中へどうぞ。」
俺たちは部屋の中へ入った。
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