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悩み襲来(3)※
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-ギッ…-
男二人の体重を預けるには、頼りないキャスター付きのイスがギシギシと、悲鳴を上げる…
「ん…ッ」
向かい合う様に、浅野の膝の上に座らされ、開かれた胸元から覗く素肌を唇がなぞる。
下から上へ、首筋から耳元へ辿り着き…
「なぁ…こういうの、考えた事あったか?」
そう囁かれた。
「んッ…こういうの…って?」
耳元に息が掛かるのがくすぐったくて身を捩りながら問い掛けた。
「会社で‘する,の」
するって…
ハッキリは言ってないけど、セックスの事だよな?
「……」
「その顔は、あるな」
浅野は、黙ったままの俺を、からかう様にそう言った。
「あ…ある訳ないだろ⁉︎」
俺はそう反論した。
そんな事…ある訳…いや、キス…ぐらいなら、考えた事がある。
……
ごめんなさい。本当言うと、バッチリ最後まで想像した事があります。
「俺はあるよ。こうやって二人きりのオフィスで、キスして…」
浅野もあるんだ…
浅野は、俺の想像を代弁する様にそう言いながら、俺の顔を引き寄せて唇を合わせた。
「ん…っ…ん」
「っ…それから、ネクタイ外して手首縛ってさ…」
ん?はぃぃ??
「ちょ…何んで縛る必要があんの⁉︎」
いつの間にか、襟元から外されていたネクタイを、背後でキュっと縛られて、俺は声を荒げた。
「ネクタイ縛りはオフィスLOVEの醍醐味だろ」
さも、当たり前とでも言うかの様に、浅野は抵抗出来なくなった俺の姿を見て、満足げに目を細めると、再び俺の胸元へ、唇を這わせた。
「も…ぅ、勝手にしろっ…」
何だよ醍醐味って。
縛られたら浅野の事、自分から触れないじゃ無いか。
「あぁ、勝手にする」
その言葉通り傍若無人に動き回る浅野の手のひらが、シャツの内側に入り込み、素肌を弄る度に、ゾクゾクと快感が湧き上がって来る。
同時に、浅野の唇が俺の肌に何度もキスを落とし、唾液を纏った舌先が乳首の周りを焦らす様に円を描き…
-ピチャ…チュ-
「ん…あ…ン」
口に含んだまま、舌先を押し付ける様に、刺激されれば、ゾクゾクと快感が湧き上がって来て、より一層甘い声を上げてしまう。
既に、下半身のソレには熱が集まり、スーツパンツを押し上げて、主張していた。
今すぐにでも狭いファスナーの下から解放させたいのに、手を縛られてるせいで、それも叶わない。
「浅野…っ」
俺がどうして欲しいのか、気付いてるくせに、とぼけた振りしてニコリと微笑む浅野に、仕方無く、モジモジと腰を揺らし、浅野の股間に自分の股間を擦り寄せた。
-グリ…-
浅野のも、硬くなってる…
布越しに互いの硬くなった性器の感触が伝わって来て、更に体積が増した気がした。
「もぅ…苦し…っ…祐介」
「っ…淳也」
最近やっと慣れて来た名前呼びで、強請ると、浅野も名前を読んで返事をした。
-カチャ、カチャ-
俺のベルトに手を掛け、パンツの下の下着を少しだけ、下にずらして性器を取り出した。
狭い場所から、やっと解放されたソレを見ると、これから先の快感を期待してか、先端から透明の蜜がジワリと溢れて来る。
浅野は、ファスナーの中から解放させた自分の性器でゆっくりと、俺の性器を下から上へとなぞった。
「っ…あ」
先走りがヌルリと纏わり付く感触がして、先端まで辿り着き離れると、透明な糸を引き、浅野と俺のを繋いだ。
その、いやらしい光景に、顔がカッと熱くなる。
「コレ、どうして欲しい?」
浅野が突然、俺を見上げながらそんな事を言い出した。
「…っ…お前、んな事…言わせるなよ…」
浅野って…もっと淡白なセックスをしそうだと、付き合う前から勝手にそう思ってた。
イメージ的に。
爽やかな感じだし、こんな、ワザと恥ずかしい事言わせたりとか、しないと思ってた。
「言わないと、このままだけど?」
俺だけが知っている、浅野の姿。
昼間ここで、上司や、同僚、後輩に、分け隔て無く振りまかれる爽やかな笑顔が、今は…
こんなにも熱く、欲情を剥き出しにした視線で、俺だけを見つめている。
そう思うと、何だか堪らなくなって…
「っ…触って…もっと激しく…ぐちゃぐちゃに…して」
そして、もっと俺に夢中になって。
女の子の身体を忘れるぐらい。
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