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珍しい表情に目が奪われる。
美形なので表情を作っていなくても綺麗だけれど、俺は結の嬉しそうだったり楽しそうな表情が好きだった
慣れない表情に、それを隠すように顔を隠す手が可愛らしい
ふんふん。と鼻歌を歌いながら下書きの為に鉛筆で薄く構図やバランスを決めていく
気持ちのまま、素直に。
今の気分は良いので、イラストも明るい感じになっていく
「何描いてるの?」
「なんだと思うー?」
鉛筆で構図を決めてから、少しずつ線を濃くしていく
「猫、…太陽」
「合ってる合ってる」
描いているのは、草原で日向ぼっこをして眠る白猫。
少しずつ線を濃くして、それから色をつけていく
「…眩しそう」
「この太陽は温かいだけだから大丈夫」
「そうなの?」
「そうなの」
「…いいな」
「完成したらこれは結にあげるね」
「いいの…?」
要らない。と受け流されるとばかり思っていた
「うん!あげるー」
笑顔で結の髪をわしゃわしゃと撫でた
「…ありがと」
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