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気持ち
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「そろそろ大丈夫かな」
じっ。と目を見られたと思ったらそう言って微笑んだ
「シチュー作ろうね」
「うん!」
冷蔵庫からたくさんの野菜やお肉が出てくる
「俺、これやる!」
と、人参を手に取った
オレンジ色で可愛いし、想が可愛く切ってくれるからお気に入りだった
「お、レベル高いね」
「高い?」
「環ならできる」
「ふふっ」
その言葉が嬉しくてまた笑顔になってしまう
「可愛く切るの、できる?」
「あー、花とか星の形の?」
「うん!」
「じゃあ、環にはこれを預ける」
「これ何?」
「簡単に形が作れる凄いもの」
手の上に乗せられたのは様々な形をした道具だった
「まず人参を切ってから、これをぎゅって押せばその形に切れる」
「やる!!」
人参をまな板の上に置けば、まずは皮剥かないと。とピーラーできれいに剥いてくれた
「手、絶対切らないでよ?」
「大丈夫だよ!」
とは言ったものの安定しない両手に、想は優しく笑って「ここを、こう持って、こう切る」と全て一緒にやってくれた
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