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21話
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「とりあえず、今ある中でよさそうなのはこの5枚。」
「ありがとう。」
あの後、目に入ったファミレスに入りすぐ写真の選抜に入った。
自分でも綺麗に撮れているものを選んで前に出す。
すると真剣な眼差しで写真を手にとり考え始めた。
(この瞬間だけは静かでいいなぁ...。)
そう思いながら、先ほど頼んだレモンティーへ手を伸ばす。
いつものことだが、湊は写真を選ぶときはすごく真剣だ。
その真剣な顔を見て「ホント、顔だけはいいよな。」と思う。
と同時にストローを噛んだ。
すると湊が顔を上げる。
「この写真にするよ。」
「あぁ...もういいの?」
他の4枚を受け取りながら聞く。
すると
「他のも捨てがたかったんだけどね。
これが一番しっくりくる。」
と言われる。
柔らかい表情で写真を見つめる湊を見るとよくわかった。
「そ、なら良かった。」と言ってもう一度レモンティーを手にとる。
しかし、飲もうとしたところで湊に声をかけられた。
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