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もう、いいでしょ?
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僕「…」
あまりにも素直に、しかもめちゃくちゃ赤くなってる修斗の顔を見て黙り込んでしまう。
(久々に話す内容がこれかよ)
気まずいはずが、さらに気まずいしなんか可愛いし、
可愛いは何かおかしい気もするけど!!
修斗「…次の駅で、離れるから。
それまではこのままいさせて少しだけ」
僕「…っ」
近いって。
顔を上げれば修斗の整った顔が目の前にあるから必死で下を向く。
目なんて合わせたら変になりそうだ
そのあと5分くらいそのままの体制でいて、やっと次の駅に停車して、結構多くの人が降りていった。
修斗「ごめんね、嫌だったでしょ
俺あっち座るし、…じゃ」
なんとなく寂しそうな顔をした修斗の服の袖を、
僕はなぜか掴んでいた。
クイッ
修斗「えっ_______」
あれ
僕なにしてんの
僕「あっ、えと
なんでもない!いって!」
修斗「……う、うん」
なぜか修斗はまた顔を真っ赤にしている。
(ばかばかばか。僕のばか!
何してんだよ自分〜〜〜っっ)
袖から手を離すと、修斗は何か言いたげに
でもゆっくりと歩き出して奥の空いている席に座った
離れられて嬉しいはずだ。
でもなんだか心に穴が開いたみたいに寂しさを感じて
袖から離した手をギュッと強く握った。
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