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さて,学校へ行こう
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俺の朝は目覚まし時計の音で始まる。
«ジリリリリ!!»
「うるさい!」
«バンッ»
頭をかきながら欠伸をする。
よく寝た~
よし学校に行く行く準備でもするか…
パジャマから制服へと着替え髪の毛をとく。
耳の軟骨に2つ,耳たぶに3つ,計5個を片耳ずつ付ける。ちなみにシンプルイズベストだからシルバーとブラックだ。そしてもうひとつ言っちゃうと舌とへそと下唇にも1つずつ付いている。
あっと俺の名前言ってなかった…
俺の名前は桜木 紫苑(サクラギシオン)
身長171cm,性別男,今日から宮塚高校生2年生,髪は黒目は青ぽい。
趣味は寝ることサボること,友達も人並みにはいる,好きな動物は猫と犬,小さめの大人しいのとかもう撫で回したくなるよね!
ってそんなこと言ってる時間ねぇな!
誰もいない家に1人の行ってきますと言う。当然なんも帰ってねぇけど…
俺の父は昔事故で死んだらしい…
それから母が女手一つ俺をここまで育ててくれた。
でも中学2年時母は再婚し新しい父さんが出来た。父さんにも子供がおり俺より1つ年下…そして3年時お腹に子供が出来て生まれた。
そこでよくある話だか疎外感を感じてしまい高校に上がると同時に家を出た。小さい時は母さんと父さんと暮らすことが夢だった。そして弟が生まれた時,家に帰ってきて見た3人の姿が俺の理想の家族絵面だった…。そこに俺はいらない気がした…俺は父さん似で母さんと全然似ていない。しかし今の父さんと弟はとても似ていて新しく生まれた妹も母さんにとても似ていた。
そうするとやっぱりどこかここにいるのが苦しくなって俺は高校入学とともに家を出た。
今は沢山バイト掛け持ちしてアパートを借りている。
家の場所は家族には教えていない。
電話は最初こそかかってきていたが今となってはそれもない。高一の夏休みも冬休みもクリスマスもお正月もずっと帰っていない…。
もともと俺はそこまで母とも上手くやっていたわけでもなかったし今母には新しい大切な人ができたのだから邪魔はしたくないんだ…。これがせめてもの俺の育ててくれたことへの感謝の形だった。
高校を卒業したら戸籍を切ろうと思っている。
父方の遠い親戚の人の苗字を貰えることになっている。なんか俺が父さんと似ているからって父方の方は仲良くしてくれているから案外助かっている。
本当は父さんが死んだ時に母さんとの縁を切ったらしいが俺のことは可愛がってくれている。
母方の方はまぁそれが気に食わないのかちょと…いやかなり俺に敵意がある。もともと反対を押し切っての結婚だったから仕方ないのかもしれないが…
たまに思うのは俺って必要ないんじゃないかってこと…。だって反対を押し切って結婚したけど俺が腹に出来てすぐ父さんは死んでしまって,産まれてからもよく誰かに預けられて母さんは仕事に出かける。
その時に母方の方の親類が俺に暴力を振るうこともあった。いや今も時々ある。
だから俺は必要ないんじゃないかってたまに思ってしまう。
誰にも望まれていないのならどこでどう死んでも案外いいのかもしれない。
さぁーてと
学校に付いたぜ!
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