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泣いた赤鬼
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二人とも鬼という設定です
さかたん→赤鬼
うらさん→青鬼
日本人は緑と青の区別があまりないと思うのでうらさん青鬼でもよくね?ってなりました
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坂田side
さ「うらさん!うらさん!」
う「なに?」
さ「うらさん大好き」
う「急に…なに///」
そう言ってうらさんは俺の肩に顔を埋めてしまった
俺とうらさんは付き合ってる
そして照れたうらさんは最高に可愛い!
じゃなくて、本題は違うんだ
さ「でな、話あんねんけど」
う「うん?」
さ「あんなぁ人間と仲良くなりたいねん」
う「うん、うん?」
さ「人間と友達になりたいんよ」
う「本気で言ってんの?」
そう言われるのが普通だよね
でも俺は人とも仲良くなって友達たくさんつくりたいんや!
さ「本気!」
う「そっかぁ~」
さ「なぁどうすればいいと思う?」
う「う~ん…あっそうだ」
さ「なに?!」
う「俺が村に行って悪さをしているところをお前が懲らしめたらお前のこといい鬼だって思うんじゃない?」
さ「でもそれじゃあうらさんが悪者になるやん…」
う「別に俺は構わないよ」
さ「それでも」
そんなのうらさんに悪い
う「まぁいいからなんとかなるだろ行くぞ」
さ「うん…」
うらたside
坂田は俺を悪者にしたくないと言ってくれるけど俺的には言い方は酷いと思うけど人などどうでもいい
坂田にはいつも自分の望みを叶えてもらってる
だから俺に叶えられることならなんだってしてやりたい
それには悪者になっても仕方ないと思ってる
う「坂田、じゃあ俺行ってくるからさっき説明した通りにするんだぞ?」
さ「でも…」
う「でもじゃない人と友達になりたいんだろ?」
さ「うん」
う「俺にはお前がいてくれれば十分だから、な?」
さ「…うん」
そして俺は俺の考えた台本通りに村で暴れた
坂田がちゃんとくるか心配だったけど言った通りにしてくれたので良かった
坂田side
うらさんのお陰で人の友達がたくさんできて仲良くなれた
家にも遊びに来てくれるようになった
でも人がたくさん来るようになってからうらさんの姿を見なくなった
俺が最近構わなくて拗ねちゃったのかな?可愛いな♪なんて思いながらうらさんの家に行った
戸を開けようとしたらしっかりと戸締まりされていて入ることができなかった
よく見ると戸の端のほうに紙が貼ってあった
そこには
『坂田、人間たちと仲良くして、楽しく暮らしてください。
もし、俺が、このままお前と付き合っていると、お前も悪い鬼だと思われるかも。
だから、俺は旅に出るけどいつまでもお前を忘れないよ。
さようなら、体を大事にしてね。どこまでもお前の友人で恋人、うらた』
そう書いてあった
さ「うら…さん…な、ん…で」
頬になにかが伝う感覚がある
そっか…俺、泣いてるんや…
その後俺は何回もそれを読んだそしてそれを読む度に幾度となく泣いた
本当に大切なものに気がつくことができなかった自分を恨むこともあった
でも何度泣いても何度うらさんの名前を呼んでも戻ってくることはなかった
最愛の人をなくしてしまった鬼の話
~END~
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このお話大好きなんですよね
ちょいちょい変えさせてもらった部分もありますけど土台になったのは濱田廣介先生の『泣いた赤鬼』です!
原作も読んでみてください!
あと、日本人は緑と青の区別があまりないって言ったのは緑なのに青りんごって言ったり緑なのに青信号って言ったりするからです
どうでもいいですねw
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