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担任の正体
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ハルキ「はぁ…はぁ…はぁ……」
中島先生「お。来たか。」
本に囲まれた部屋の、ソファーに座ってコーヒーを飲みながら俺の方を見て微笑むこの人は、この学校では若いイケメンな先生で、男女ともに学生からの人気も厚い中島ヨシト。
彼は俺の担任であり、生徒指導の担当で、ことある事に生徒に容赦ない罰則を科すことで有名だ。
そんなこの人に呼ばれた俺は、もう罰則を避けることは出来ない。
立ち上がった先生は俺の前まで歩いてくると、少し顔を赤くして言った。それが夕焼けなのか本当に赤くなったのかは分からなかったけど。
中島先生「君のお父さん、カズナリさんにこれを渡してもらえるかな?」
そう言って手渡されたのは、大きめの封筒。しっかりとのりで止められているそれは、一目見ただけで大切な書類が入っているものだと分かった。
今朝、父さんが言ってたよろしくってこれの事だったのか。
ハルキ「分かりました。これを父さんに渡せばいいんですね。」
中島先生「あぁ。くれぐれもハルキ君は開けないように。じゃあ話はそれだけだから。気をつけて帰るんだよ。」
そう言って俺の頭を撫で、またソファーに腰掛けた。
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