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「あ~美味かった!恭平、また腕上げたんじゃない?きっと啓介さん譲りだよね。啓介さんの作ったご飯も最強に美味いもん」
「あ、ありがと…………」
親父のことも俺のことも褒めてもらえた。
すごく嬉しい…………
「でね、隼人さん、今日バレンタインだから………」
と、昼間頑張って作ったガトーショコラを出す。
「え!?もしかして手作り?」
「ハイ。これまた張り切っちゃいました。」
へへッと静かに笑う。
「も~恭平くんはどこまで俺を夢中にさせるつもり?」
と、ギューッと抱きしめられる。
「ありがと。恭平。ほんとに嬉しいよ」
「喜んでもらえて嬉しいです」
「さっそく頂きます」
ドキドキしながら、見守る。
「んまっ!最高!」
ホッ…………
「お口に合ってよかったです」
「ほんとに美味いよ。ちょっとこっちきて」
隼人さんに呼ばれ、隣に行く。
「口開けて?」
アーンってしてくれるのかな?
素直にアーンと口を開けると
隼人さんがガトーショコラを少し口に含んで
顔を近付けてきた。
「!?………………ん、ふぅ……ぁ」
俺の口の中に、隼人さんの舌とともに
ガトーショコラの欠片が流れ込んできた。
「……んぁ……」
隼人さんの唇が離れるも
俺の頭はポーっとしたままだった。
「美味いでしょ?」
ニヤッと笑う隼人さん。
「もうっ……」
俺は恥ずかしくなってフイッと顔を背ける。
隼人さんは、あっとゆうまに平らげてくれた。
「恭平、ほんとにありがとうね!」
「ほんと、喜んでもらえてよかったです」
ほんと、作った甲斐があった。
恋人がいるバレンタインって素敵だな~
と、改めて思った。
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