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「よし、じゃあそのままこいつが死ぬのを眺めてろ!」
首元に当てた剣に力を入れようとした瞬間、剣先が粉々に砕けていた。
「約束がちげーだろ?」
「ちっ!お前ら一気に斬りかかれ!」
斬りかかって来た山賊達に今度は異空間から出した剣を振るい全て受け流す。そして死なない程度に斬り倒していった。
「お前だけになっちまったな?」
「何でいつもてめえは、俺らの邪魔をするんだ」
「お前らがもっとまともな生き方をすれば良いだけの話だ」
「てめぇに俺たちの何が分かる!人殺しのくせに!ぐはっあ」
「分かんねーよ、復讐しか頭にねー奴らの考えなんて」
興奮している相手の腹を突きなぎ倒した。そして、山賊達全員に拘束魔法をかけた。
弱って意識が乏しい優人の近くへ寄る。
「おい、生きてるか?」
「っ…」
「声も出ねーみたいだな」
氷雨は優人の肩に触れると治癒魔法をかけ始めた。身体中を犯している毒素を打ち消していく。
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