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俺の休日-1
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「おはよ、う……百瀬……今日も朝からえげつないな。お前、俺に消されたいのか?」
「佐藤になら、はぁはぁはぁ、消されても、いい」
今日は期末考査が終わってから初めての休日で、きっと各部屋では穏やかな朝を迎えている事だろう。結果がどうであれ、地獄のテスト勉強から脱出する事が出来ただけで満足感も湧いて来た。
もうすぐ夏休みがやって来る。アイスなどで口の中を涼ませながら、旅行の計画を立てているやつらも多いと思う。そんなほのぼのとした日常に似合わない百瀬がまた訳の分からない行動を起こしている。
「はぁはぁ……いつも休日は、ゆっくり寝てるじゃないか……今日に限って、何故早起きなんだ?はぁ……」
ーー早起きっつっても、もう9時を過ぎているんだが。
墓場まで持って行きたい光景だが説明をしよう。百瀬は少し寝癖のついた頭をしていてそこは素直に可愛いと思う。百瀬ファンなら迷わずカメラのシャッターを押したであろう。
ある日どこぞのブランドだか知らねえが、首輪型の洒落たチョーカーを自ら調達して来た百瀬が、俺の犬になりたいと言って来た。
ついでに油性の名前ペンを差し出し、飼い主の名前を書いてくれと懇願されたので、ゴールドの首輪の裏側には俺の名前が書かれている。汗や摩擦で薄くなるたびに上書きするシステムで結構めんどくさい。その首輪をさも誇らしげに嵌めた百瀬はもう立派な俺の忠犬……ならぬ駄犬である。
俺のジャージであると思われる明らかにサイズの小さなものを窮屈そうに着用し、下はスッポンポンでソファーに寛いでいた。いや足をプルプル震わせている。
そこまでの不可解な行動はある程度慣れて来て、免疫もあるから許しておこう。しかしだな……その、なんだ……本当は言いたくはないが、俺の長靴下(ハイソックス)でやつのチンコの根元を括りつけて、射精が出来ないようにしているのだ。
左手には俺の脱いだランニングシャツを握りしめ匂いを堪能しており、右手は服の中に潜り込んでいるので自分で乳首でも弄っているんだろうと思われる。
そしていつもの如く息は荒く、佐藤!さとう!と名前を呼び続けていたところに俺が部屋から出て来て冒頭に至る。
俺が無表情になっていくのを間近で見ていた百瀬は一旦手を止めて、何を言われるのかとビクビクしながら目を泳がせている。
こいつは怒られても喜ぶだけだ。おおかた俺の脱いだ下着を奪い返される事が心配で仕方が無いのだろう。
「で?俺の物を盗むなとあれほど言って聞かせたよな?何故守られないんだ?」
「だって好きなんだ!」
ーーいい歳こいて「だって」とか甘えてんじゃねえよ……。
「お前の自慰のお供なら、こないだ脱ぎ立てホヤホヤの靴下をくれてやっただろうが。まだ足りねえのかよ」
俺も本気で怒ってる訳ではない。こいつの性癖にはとことん付き合ってやると腹を括った上で、百瀬と恋人同士になったのだ。
しかも大サービスで不本意ながら、百瀬の望む俺の匂い付きシャツも定期的に渡してやっている。それなのにどんどん贅沢になって、欲しがるようになった百瀬は注文すら付けてきた。
「佐藤の靴下は毎日履き替えているから匂いが無くてな。出来れば洗わず何日か熟成したものをだな……くれ、ないか?」
「やらねえからな!そっち系の変態に付き合うのはまだ俺の力量では早過ぎるんだよ」
早過ぎるといえば、最近調子に乗った百瀬がセックス中に首を絞めたり鼻を塞いで呼吸管理をしてくれと、すがり付いてくる様になった。
ちゃんと百瀬の体を把握してやらないと危険だと言う事も知っているので断っているのだが、余りにも寂しそうな顔をするので俺が上に乗ってヤってる時だけ百瀬の顔に枕を押し付けギリギリまで鼻と口を塞ぎ、限界が来る少し前に枕を放り投げて酸素を取り入れさせるようにしている。
こちとら命を預かってる身だ。ヒヤヒヤしながらヤっているので生きた心地がしねえんだ。しかし恋人が可愛い俺としては、何とか願いを叶えてやりたくもなった。
渋々神崎に相談すると一歩間違えたら命に危険があると聞かされ、びびった俺はもう二度とやるものかと思った。
それにしても呼吸管理中の百瀬は命を俺に委ねてかなりご満悦だ。その時のイき方も尋常ではないほど気持ちが良さそうなので、きちんと調べて本格的にやってやろうかなと迷ってもいる。かなり優柔不断だ。
あと百瀬は乳首を弄られるのが事のほか好きだ。俺がチュウチュウ吸い付いてきつく噛んだだけで股間が暴発しまくっている。
乳首を弄られて喜ぶのは受けだけかと思っていたのだが、百瀬が俺の上でガンガン腰を振っている間、やつの乳首を爪で引っ掻いたり引っ張ったりすると、俺の中に埋めている巨根を更に膨らませて硬くしやがるので、かなり興奮している事が分かってしまう。
一度ちょっとした悪戯のつもりで百瀬と学園のトイレでかち合わせた時、個室に連れ込んで衣替えした薄手の制服ブラウスの上から乳首を探し出し、きゅうううっと抓っただけで射精してしまった。
まさかその刺激だけで出すとは思ってもみなかった俺はかなり焦ったが、興奮しすぎて冷静さに欠けてしまった百瀬に後ろを解されその場で掘られてしまったという苦い思い出もある。
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