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3. 舞い上がった不幸のカタチ
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ゆっくりと押し進められる腰に、指とは比べ物にならない圧迫感と異物感、そして無理矢理身体を引き裂かれる痛みが襲い狂う。
内臓ごと掻き回され、脳髄を揺さぶられるような。
身体中を走るのは痛みと苦しみの嵐。
「~~っ…うぁ、あ…!!」
「っ、き…っつ……っそのまま、捕まってろよ…」
「ふ、ぇ…っ!?」
ふわふわしていた頭が一気に現実に引き戻されそうな痛みの渦に、飲まれてしまわないよう必死に掻き抱いていた藤堂の肩。
その体勢のまま背と腰を支えられ、ぐんっと視界が回る。
――刹那。
「――~~っああぁぁぁっ…!!!」
身を起こし胡坐をかいた藤堂の腰の上に勢いづいて座らされ、否応なく打ち込まれた太い楔。
腰から全身まで迸った雷撃のような痺れと、身体の奥を一気に深く穿たれた衝撃で息が詰まり、喉の奥から搾り出したみたいな叫び声が押し出される。
目の前が一瞬真っ白になって、胸元までせりあがった圧迫感で肺が押し潰されたみたいに息が上手くできなくなって。
魚さながらにはくはくと口を動かし、酸素を求めて脳が赤く点滅し始める。
「っ…悪い、大丈夫…じゃないな、ほら。深呼吸、ゆっくりでいいから」
「っ…は……っかは…」
ポンポンと背を叩く藤堂のリズムに合わせて、段々と忘れていた呼吸が戻ってきて。
けれど痛烈な衝撃の余韻は残ったままで、何よりお腹をいっぱいに満たしている藤堂のモノが奥深くまで入り込んで怖くて堪らなかった。
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