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変なツボ
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聞かれる筋合い無いんだけど?」
次は後ろの女の子が彩ちゃんのフォローで話しかけてきた。
「てかずっとヘラヘラしてて、謝る気あんの?」
次は後ろの女の子その2だ。
「・・・」
俺はだんだん面倒くさくなってきて、返答をやめる。
大人しく聞いてた方がいいかもしれない。俺はスマホをこっそり操作して、片耳にはめたイヤフォンでの音楽鑑賞を試みる。
「いっつも笑ってて気持ち悪いんだけど」
「てか、何その髪、キノコですか??」
「目も紫で・・・バケモノみたい」
「男女問わずヤッてるって噂だし、ド淫乱だよね」
彩ちゃんたちはここぞと、それぞれで俺をバカにしだす。
総合すると、俺はバケモノド淫乱キノコだ。
「・・・っふ」
まずい、自分で考えて自分で笑いそう。
バケモノド淫乱キノコって何。ドラ〇エの敵にもなれなそう。
「っははは」
俺は思わず吹き出す。
まずいと思った瞬間には、彩ちゃんたちの白い視線を浴びていた。
「何笑ってんのこいつ」
「やば・・・」
彩ちゃんたちは少し怯えた様に俺を卑下する。
とてつもなく、くだらないことで吹き出したとは言えない。
「いや、可愛いなぁと思って」
俺はとりあえず苦し紛れにご機嫌が取れそうな言葉を言う。
~~♪、~~♪
「っ!いこ!こんな奴何言っても一緒だよ」
絶妙なタイミングで昼休み終了のチャイムが鳴ると、三人はドン引きしながら教室に戻っていった。
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