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夫婦みたいなんつって。
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「ただいま〜」
「おかえり」
…あ、そうだった。千歳いるんじゃん。
いや、知ってたよ。けどなんか改めてこう…。
なんといえば…いいんだろう。
なんかこの感じむず痒いな。
「夫婦かってなー…あははは…は……」
「湖太郎って案外可愛いこと言うよな」
ボケようとしたら逆に滑ったこの痛さ。
だってよく考えたらそうじゃん。
好きだって言ってきた千歳にしたら誘ってんのかって感じじゃん。
…あああ、
恥ずかしい………、顔が熱いからパタパタ手をうちわがわりにして風を送る。
「千歳、もし、俺が知らない間に傷つけてたら、御免。けど俺…ちゃんと、千歳とのこと考えたいから……、待ってて」
言葉つなぎつなぎで伝えたいことを言えた。
「湖太郎、ありがと。ゆっくりでいいよ」
千歳は微笑んで、俺を撫でた。
「……っと、えと、じゃあ夕飯の支度するから少し待ってて」
いつもは1人だから夕飯なんてなんでもいいってあまり凝らないけど、今日は、千歳がいる。
頑張らないと、…ああなんか緊張する。
「いや、俺も手伝うよ」
なんて言って快く千歳は手伝ってくれた。
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