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声の主はもちろん高見先生
高見先生も背が高くて黒髪が良く似合うクールな先生
少し近寄り難い感じがあるけど、授業も分かりやすくて人気の先生
「あんなって…どういう意味です?」
「いや…やっぱりなんでもない」
思ったことはズバッと口に出す高見先生が歯切れ悪くなっているのを見るのは初めてだ
なんだか新鮮なものを見た
「そうですか、僕は授業に…」
戻ります、と伝えようとしたときチャイムが鳴った
今日の終業の知らせだ
いつの間にかかなりの時間が経っていたらしい
「授業は間に合いませんでしたね、では僕はこれで」
「待って、何で帰るの?」
「海は先に帰ったので徒歩ですね」
「空くん家って結構遠いよね…?車でも20分位かかったと思うんだけど」
「そうでもないですよ」
「もしかして海くんが休みの日はいつも歩いて来て歩いて帰ってるの?」
「?…まあそうですけど」
何かおかしい所があっただろうか
僕は至って健康で身体も幸せなことに丈夫にできているんだから迎えもいらないし確かに1時間くらいかかるけど全然歩ける距離だ
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