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降り注ぐ愛
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いつだって暗闇の先には光があって、そこに居るのはアナタだった。
もがき苦しんだその瞬間にも、必ず手を差し伸べてくれた。
暗闇の中、笑うアナタが眩しい。
真夏の熱い陽射しがカーテンの隙間から射し込み、眩しさに目を覚ます。
朝方までMV撮影だったので、今日は午後から仕事の予定だ。
それまでにソロコンの資料を読んで、頭に入れておきたい。
食事もそこそこに、仕事部屋に向かった。
曲を流しながら、資料に目を通す。
どうすればお客さんを満足させられるか。
曲順やステージでの動き、舞台の造りに音響や照明...。
気になりだしたらキリがないほど、考えなければならない事は沢山ある。
でもこうやって考える時間は好きだった。
しかし、突然鳴り響くアラーム音に思考がストップする。
気づけば仕事に行く時間になっていた。
事務所に着き、会議室に入るとコンサートスタッフが待っていた。
面通し後、資料を見て気になった箇所を伝え代替案を提案したり、衣装を一通り確認したり、一段落ついた頃には外はすっかり暗くなっていた。
「洸介さん、夕食どうします?」
スタッフはみんなで飲みに行くようだ。
一緒に行くのが正解なんだろうけど、今日こそは名瀬に逢いたい気分。
すれ違いの生活が続いてて、最近は名瀬の寝顔しか見てなかった。
「ごめん、今日は帰る」
声が聞きたい。
抱き締めて欲しい。
ー逢いたい。
ツアーの稽古が始まると、最終日がくるまで今回は2ヶ月くらい逢えなくなる。
その前にどうしても逢っておきたい。
急いで帰り支度をし、家路へとむかった。
連絡すると、名瀬は仕事が終わって帰るとこだったようだ。
自宅で待ってる旨を伝えると、すぐに帰るって返事。
名瀬が来るまで、今日の会議の見直しをする為仕事部屋に...と思ったが、集中し過ぎないようにリビングですることにした。
だけど...
「ただいま」
背後から抱きしめられる。
帰って来たのにも気付かないくらい集中してた...。
「おかえり」
振り向いて口付けを交わす。
「忙しそうだね。明後日から稽古だっけ?」
「そや。でも大変やけど、やり甲斐はあるから」
夕食を食べ、それぞれシャワーを済ませて寝室へ。
「逢いたかった」と抱きつくと、頭を撫でられた。
これから逢えなくなるのがお互い分かってるから、何度も繋がり愛を確かめ合う。
「とも...とも!」
求めるとまた奥へ名瀬が入ってくる。
唇もソコも...身体中名瀬でいっぱいにしたい。
深く繋がりながら、舌を絡ませるような熱いキスを交わす。
「んっ!...んん...ぁ、ともぉ」
「洸ちゃん、愛してる」
「あっあ!...や、ぁっ」
奥深くに名瀬を感じて、これ以上ないくらい気持ち良くなる。
名瀬と共に何度目かの絶頂まで昇り詰めた。
「...もう、限界や」
俺の言葉に苦笑いになる名瀬。
倒れるように重なる身体。
「激しい洸ちゃんも好きだよ」
耳元で囁かれて顔が赤くなる。
恥ずかしくて名瀬に背中を向けると、後ろから強く抱きしめられた。
「おやすみ」
そう言いながらも背中にキスをしてくる。
そんな事されてて眠れるわけも無く、限界と言った身体はまた感じはじめていた。
さっきの苦笑いは、俺はまだ大丈夫ってことだったようだ。
「ちょ、名瀬...も、無理やって」
「そう?...まだ元気みたいだよ?」
言われて触られた下腹部のソレは、確かに既に勃っている。
「嘘つきにはお仕置きだね」
「...っ!!!」
背後から名瀬が侵入してきた。
組み敷かれて、強引に抜き差しを繰り返される。
それでも身体は、すんなりと名瀬を受け入れて、イキそうになった...が。
「ヤ、なんっ!」
根元をギュッと握られ、堰き止められる。
熱が身体に戻ってきた。
「...ぅ...あ...」
今まで感じたことの無い感覚。
その間にも名瀬自身から何度も良いとこをつかれ、身体はビクビクと感じていた。
「お仕置きって言ったでしょ」
気持ち良いのにイクことができないもどかしさ。
苦しいはずなのに、それさえも気持ちよくて。
「あっ...ヤ!...へん...っやぁぁ!!!!」
それは急に訪れた。
白濁を出さないまま、絶頂をむかえたのだ。
狂いそうなほどの快感。
「洸ちゃん、イっちゃった?」
「ぅ...あっあぁぁ!」
嬉しそうに囁く名瀬に突かれて、また空イキする。
敏感になっている身体は、自分ではコントロールできない。
何度も絶頂が訪れ、出せないままイク。
「...洸ちゃんっ!」
名瀬の手が緩み、ラストスパートをかけられて二人同時に白濁を吐き出す。
もう、今度こそ本当に無理...。
意識を手放した。
*****
空イキ初体験☆
ちょっと意地悪な名瀬も好きなんですよね~♪♪
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