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兎赤♀、クロ月♀【水色のソラと赤色のココロ】
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※女体化&年齢操作してます。
兎赤♀、クロ月♀です。付き合ってます。
4人同棲させてます。
普通のお話のはずなのに黒尾さんと木兎さんがなんかキモいです。(ちょっとヤンデレ?)
「ね、赤葦さん……」
「…なに?蛍。」
「海行きましょ…」
「海暑いからプールがいい……」
【水色のソラと赤色のココロ】
木兎と黒尾が友達との付き合いで遊びに行った数時間後………
残された赤葦と月島は、すっごく暇だった。
「ね、赤葦さん……」
「…なに?蛍。」
「海行きましょ…」
「海暑いからプールがいい……」
こんな会話から、すぐに赤葦は近場のプールを探し、月島は海に行こうと思い買った水着を引っ張り出し、あーだこーだと選んでいた。
「赤葦さん、どっちの水着着たいですか?」
目の前に出されたのは黒地に白のフリルが着いていて、真ん中に真っ赤なリボンがあるメイド服をモチーフにした水着と、これの色違いで、ピンクの生地に白のフリル、真ん中に真っ赤なリボンがついているショートケーキみたいな水着だ。
「……蛍はショートケーキ好きだからピンクのにしたら?」
「……そしたら赤葦さんはメイドですね(笑)」
「うるさい(笑)」
水着を下に着て、上からそれぞれの彼氏のパーカーを羽織る。赤葦は頭に白のリボンが付いたカチューシャを、月島は髪をアップでお団子にまとめ、白いシュシュでゆるく結んだ。
そして、着替えや、浮き輪などを準備して、あの二人にLINEをしようとしたが、やめといた。きっと止められるし、色々とうるさいから。
「あの人達がいたら行けないからね。」
「たまには私たちで楽しみましょう。」
そういった2人は近くのプールまで、赤葦の運転する車に乗り、向かうのだった。
****
穴場のプールと言っても、夏真っ盛りの今頃はそこそこに人が多い。
2人は、ロッカーに荷物と上着を入れ、電動の空気入れで浮き輪に空気を入れプールへと向かう。
「赤葦さん転ばないでくださいね…」
「転ぶわけないじゃん。…やばい滑るちょっと腕掴んでいい?」
「……ドーゾ。」
2人はわちゃわちゃしながら、プールにゆっくりと浸かる。
浮き輪はひとつしか持ってこなかったので、月島が中に入って赤葦がそれに掴まる形となった。
「水冷たい!気持ちいいね、蛍。」
「久しぶりにプールに入りました…気持ちいいですね。次あれ行きましょ!」
2人はいつもの姿からは想像もできないくらい、テンションが上がっていた。
ウォータースライダーで遊んだり、流れるプールに入ったり……
赤葦と月島は束縛が激しい彼氏2人もいないので、大いに楽しみ、1時間ほどたった頃、プールから上がり、休憩をすることにした。
「赤葦さん、コレどーぞ。」
「……っめた!どこで買ってきたの?」
月島は、近くの自動販売機で買ったお茶を、赤葦の首筋に当てる。
「ッ、ハハ!赤葦さんでもそんな声、出るんですね?」
「…ッうるさい……でも、ありがとう。」
「これ飲んだら、また遊びましょ。」
「だね。」
プールサイドの椅子に腰掛け、お互いがスマホをさわっていたら、赤葦と月島があまり得意としていない、チャラい2人組の男に声をかけられた。
「ねーねー、そこのお二人さん。暇?」
「もし良かったらさー、一緒に遊ばない?」
俗に言うナンパであった。
しかし2人はこういうものには慣れておらず、かつ2人っきりなので、いい言い訳が浮かんでこない。
「ねー、行こうよー。」
「二人っきりでくるってことは、ちょっと期待してたんじゃない?」
こういうの♡
耳元でねっとりと囁かれ、思わず椅子から立ち上がる。
「やめてください!」
「蛍、こっち行こ。」
赤葦が咄嗟に立ち上がり、月島の腕を引っ張ってその場から離れようとする。が、
「どこ行くのー?」
「逃がさねぇよこんな上玉。」
月島が腕を掴まれ、赤葦はそれにつられるようにして男達に引っ張られてしまう。
「いゃ、痛い!」
「蛍から手を離せ!」
2人はどうしようも出来なくて、恐怖に襲われているだけだった。
頭に浮かぶのは、ここに居ない、頼りになる彼氏のこと。
「えー、やっぱり可愛いー♡」
「今日来てよかったなー(笑)」
2人組は、赤葦と月島を引っ張り、どんどん更衣室の方へ進んでいってしまう。
連れていかれているふたりは、されるがままだ。
恐怖で身体が思うように動かず、硬直し切っていた。
(ぼくとさ、……助けてっ!)
(くろおさん……)
その時だった。
「ねぇ。蛍から手、離して?」
「京治に触んなコラ……離れろ。」
後ろから低くて安心する大好きな声と、大きな手が伸びてきて、2人組の男から赤葦と月島を離す。
「ぼくとさん……」
「……くろぉさん?」
2人は、それぞれ木兎と黒尾に抱きつき、ナンパをしてきた2人組がいる前で堂々とキスをした。
「ッチ、彼氏持ちかよつまんねー。」
「…ッ、行こうぜ。シラケたわ。」
2人組の男は去っていき、4人だけが残された。
「…木兎さん、どうしてここに?」
「黒尾さんも、どうして来たんですか?」
お友達と遊びに行ったんじゃないんですか?
どうしてここが分かったんですか?
色々な疑問をぶつけていくと、木兎と黒尾は狼狽えながらも小さな声で答えた。
「あのぉー……スマホにですね、GPSを付けてたからね、分かったんですよ……」
「こういう時のためにね……」
「「ごめんなさい……」」
怒られたり、軽蔑されるのが怖かったのでついつい敬語になってしまう2人に、赤葦と月島は呆気に取られ、その後ふんわりと微笑んだ。
「ビックリしましたけど、助けに来てくれたんでいいです。」
「でも、次からは言っといてくださいね?」
そう言うと、2人は自分の愛しい彼にその身を寄せ、木兎と黒尾もそれに応えるように頭を撫でたり、小さくキスをしたりした。
が、公衆の面前だったため、それぞれがやんわりと離れていき、4人は一緒に遊ぶことにした。
さっきまではあんなに怖かったのに、今では怖いどころか安心しきっている。
4人は空が赤く染まるまで、いっぱい遊びましたとさ。
おしまい♡
ちなみにこの後家に帰った赤葦と月島は、プールに行くことを2人に言っていなかったので盛大にお仕置きをされるのでした♡
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