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気付かなかったのは#3
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とりあえず俺の住むマンションに着いた。
掃除はしてあるし、気にしないだろ。
「どーぞ。」
玄関の鍵を開け悠真を促した。
ここに来るまで悠真は特に喋らなかったけど
そんなに具合悪いのかな?
「部屋、好きに使っていいから。具合悪いならベッド使っていいよ。」
そう言って俺はコーヒーを淹れようとカップを探した。
ちょうど二つある。
最近お気に入りのミルでコーヒーを淹れて悠真に渡す。
そこでやっと悠真が喋った。
「お前も男好きなんだろ?」
一瞬意味わかんなかった。
理解できた時には俺は悩んでた。
考えたこともなかったから。
一応高校生の時には彼女はいた。
だけどそれきりだ。
でも男を好きだと思ったこともなかった。
確かに誠一と啓介の関係聞いても驚かなかったけど
それは俺も男が好きだから?
悩んでる俺を見兼ねてか悠真が溜息をつく。
そして、
「…俺のことは?」
え?ちょっと待てこれ以上俺を混乱させないでくれ。
悠真のことはって何?
そりゃもう長い付き合いだし勿論嫌いではないけど
好きって、そういう好きだよな?
俺は軽くパニクってて気付いたら悠真がすぐ近くに来てた。
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