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夏風邪の影響力#8
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「な、誰が…っん、」
ぴくっと悠真の身体が震える。
いつもより熱っぽい吐息が漏れて、その声をもっと聞きたくなった。
耳から首筋まで舌を這わせるようにすると小刻みに悠真の身体が跳ね可愛い声が聞こえる。
「は…っぅ…ぁ、ん…!ひろ…」
俺の服を掴んで引っ張る。
「どうしたの?悠真。もっと?」
「…も、」
ガチャッ!と扉が開きよく知った顔が部屋に入ってきた。
「悠真ー!この俺様が来てやったからにはもう心配いらね……。」
目があった瞬間お互い固まって啓介はそのまま静かに回れ右してガチャンと扉を閉めた。
そういえば誠一の家って悠真の家からも割と近かったんだっけ。
「「……」」
外では啓介達の声が聞こえる。
「あれ?啓介?何で出てきたの?」
「誠一ー!俺は見てはいけないものを見てしまった…」
「な、何だって!まさか、何か怪しい儀式的な?!」
「あー、まぁある意味儀式、的な…。」
「…何馬鹿なこと言ってんだお前ら。家の前で騒ぐなや。」
盛大な溜息を吐いて悠真は二人を出迎えた。
誠一は何が何やら分からずおろおろしてるし、
啓介は、啓介で俺と悠真を交互に見ながら時折吹き出しそうになるのを我慢してる。
「つかインターホンくらい鳴らせや啓介。」
「んー?わかったー。今度は中確認してから入るわ。」
終始ニヤニヤしながら悠真の話を半ば流しながら聞いてる。
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