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18 (R18)
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シーツを掴む手から力が抜けた。
一度強直を引き抜き、わななくライの体を仰向きにさせる。
赤く熟れた穴からは、潤滑油と混じってオレの放った白濁が溢れ、扇情的で目の毒だ。
「はっ……ライ」
征服感への酔いと愛おしさとが、一気に湧き上がって混じり合う。
上から覆い被さり、白い足を開かせて顔を覗き込むと、ライは赤く上気した顔で目を閉じた。
「ライ、目を開けて」
荒い息のまま求めると、力なく首を振られる。赤かった顔がますます赤くなって、照れてるのが分かる。
逸らされた顔を横からすくい上げ、上を向かせて口接ける。舌をねじ込むと彼の口中はとろりと融けていて、熱くて甘くて従順だった。
引き抜いたモノを再び濡れた秘所に押し付け、体重を乗せる。
「んあ……っ、あっ」
蕩けた後腔は難なくオレの肉根を飲み込み、ライの甘い喘ぎを響かせる。
ずぶずぶとオレを迎え入れた後、きゅうっとまといつき、締め付けてくる肉ヒダ。もっていかれそうな快感を息を詰めてやり過ごし、背中に腕を回して抱き締める。
キスして抜き差しを始めると、ライが「あーっ」と啼き声を漏らした。
両腕を頼りなくさまよわせ、赤くなる顔を覆っている。
「隠すなって」
苦笑して、彼の両手をシーツに押し付け、縫い留める。
腰を使ってやると、「あ、あ」と声を漏らしてギュッと目を閉じた。
「や、殿下……」
「ジュリアスだ」
「じゅ、で、あああーっ」
掠れた声で啼く様子はたまらなく愛おしい。何度言ってもオレの名前を呼ばないところは憎らしい。
揺さぶるリズムを早くして、彼の乱れる様子を楽しむ。
びくんと跳ねる腰。
逃げを打つようにしなる背中。
シーツを蹴る足も、オレの手を握り締める手も、その強さも全部がオレを大いに煽った。
「あ、ああっ、う、あ……」
オレの動きに合わせ、彼の嬌声が寝室に響く。
あまり啼かせ過ぎると、外の連中に声を聴かれるか? いや、防音の魔法は、こういう時にも有効だろうか?
ふふっと笑みを漏らし、「もっと啼け」と首筋を舐め上げる。
ぷくりと浮き上がる喉仏、急所をオレに無防備に晒し、ライがますます高く啼く。
背中に再び腕を回し、繋がったままで強引に抱き起すと、「んんっ」と彼が眉を寄せた。
無意識だろうか、オレの首に腕が回され、ぎゅうっと抱き着かれて笑みが漏れる。
ぞくっと背中が喜びに痺れる。
「ライ……」
「ふあ、待って。深……」
そんなことを口走りながら、目を閉じたまま彼がビクビクと震えた。ひっきりなしに小さな声を漏らしていて、薄い唇をわななかせる。
湧き上がる愛おしさを、どうしたらいいのだろう?
少し上にある顔を捉え、キスして後頭部に手を回す。逃げられないよう深く舌を差し入れ、上あごを舌でくすぐると、「んむーっ」とくぐもった悲鳴が漏れた。
オレに深く貫かれた腰が揺れ、びくんと跳ねる。
2人の腹の間に、撒き散らされる白濁。同時にオレをくわえ込んだ穴がきゅうっと締り、たまらない快感をもたらした。
「は、くそ……っ」
射精を望む強烈な欲求。それを無理矢理ねじ伏せて、ヒザの上のライを強く抱き締める。
「掴まってろ、よっ」
ライの腰を捉え、上にわずかに引き上げて落とす。タイミングを合わせ、下から強く突き上げると、首に回した腕に力がこもった。
「や、ああ、待っ……」
「待っただろ」
悲鳴を上げる唇に触れ、きっぱりと要求をはねつける。
ぶんぶんと彼が首を振る度、柔らかな髪がぴんぴんと跳ねた。突き上げを続けると、「ああーっ」と啼き声が耳元に散る。
オレの首に抱き着いて、甘えたように縋るライ。
それは多分無意識で、けれど、だからこそ嬉しくて愛おしい。
オレの肩に唇を押し当てるのは、嬌声を耐えてのことか、それともオレを煽るためか?
「そのままオレに、縋ってろ」
数回下から突き上げて、激情のまま抱き締め、再びベッドに仰向けに寝かせる。
貫いた角度が変わったせいか、ライが「んあっ」と高く喘いだ。
カァッと真っ赤になる顔は、まだ恥じらいを忘れてなくて、誘っているようにしか思えなかった。
「手を離すなよ」
耳元で命じて、耳を舐め、首筋を舐める。眉を寄せて耐える様子に呷られて、我慢できずに腰を動かす。
どんどん速くなる揺さぶりに、ライが縋る腕を強くした。
「あ、ふあ、でん、か」
ぎゅうっと縋り付きながら、ライがオレを淡く呼ぶ。
意地でも名前を呼ばないつもりか、それともまだ遠慮か何かがあるのだろうか?
呼ばれない名前に苛立たない訳じゃなかったが、考えてみれば、初回に全部手に入れようとは贅沢だ。
オレに縋り、素直に体を明け渡した、今の状況だけで一応満足しておこう。
消化されない分の欲求は、そのまま性欲に塗り替えて、思う存分彼を揺さぶる。オレの腕の中で悶え善がり、背中に強く縋り付くライ。
背中に爪を立てたられた瞬間、そこから全身に電流が甘く走って、何度目かの白濁が最奥に散った。
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