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「あっ…」
取り上げられたジャージを目で追ってしまう。
七海がそれに気付いて目を細めた。
「あれ、俺よりジャージがいいですか?」
「ち、違うっ。断じて違うっ」
「俺のほうがいいに決まってますよね」
「そ…それは…っ」
あんなところを見られてしまって、今更否定も出来ない。
とはいえ肯定も出来ずパクパクと羞恥で口を開閉させていると、七海の手が問答無用で俺のズボンをずり下げた。
「あーあ、こんなにグズグズにしちゃって」
「――っ」
完全に言い訳できないそれが七海の前に曝け出される。
達する寸前だったこともあり、下着は先走りでじっとりと濡れ色を変えている。
正直羞恥でもう見ていられない。
「みーちゃん溜まってたなら言って下さいよ。さすがに元気になるまではって俺も我慢してたのに」
「ち、違うっ。た、溜まってたとかじゃなくて…っ、お前がたまたまジャージ置いていったからで…」
「俺の匂いに興奮しちゃったんですよね。みーちゃんの身体はもう俺がいないとダメになっちゃいましたね」
「そ、そうじゃなくて…っ」
もう何を言っても墓穴を掘るだけな気がしてならない。
七海は俺の言葉を待たずベッドに腰を下ろすと、下着をずらし人の勃起を取り出す。
完全に濡れそぼっているそれに触れられて、ヒクリと息を詰める。
「みーちゃんはこっちもしないと苦しいんじゃないですか?」
「――えっ」
不意に後ろへ回った手が、先走りを塗りつけて侵入を試みる。
狭いそこをグッと押し入ろうとしてきた指先に、慌てて七海の手を両手で抑えた。
「ちょ…待て、いきなりは…っ」
「いきなりじゃないですよね。これだけ自分でしておいて。ほら、すごく物欲しそうにしてますよ」
「――っあ」
抵抗虚しくズッと指が入り込んでくる。
七海の言う通り先程からそこはもうずっと疼きと共に収縮を繰り返していて、やっと入り込んできたものを歓喜して受け入れるように飲み込んでいく。
数度の抜き差しの後ぎゅうぎゅうと指を増やされて、同時に前を扱かれれば凄まじい快感が身体に込み上げる。
「あー…すげー気持ち良さそうな顔して。そんなに我慢してたんですか」
「あっ…あ…ッ、七海っ、もう…」
「あれ、もうイッちゃいます?」
さっきまで中々達することが出来ず苦労していたというのに、七海に触れられたらあっという間に意識が白んでいく。
想像と現実とでは、やはり全然違う。
本人を目の前にして身体が驚くほど七海を求めている。
不意に七海は俺から手を離す。
思わず快感を求めて目で訴えると、クスリと七海が笑った。
「大丈夫。今日は焦らしませんよ。ほら、たくさんイッて下さいね」
そう言って七海は先程まで俺が抱きしめていた自分のジャージを取り出す。
何をするのかと思えば俺の勃起にジャージを被せると、その上から自身を掴んだ。
そのまま再び扱き出す。
「ちょ…っ、だ、ダメだ。汚れる…っ」
このままでは服の中に出てしまう。
七海の匂いがするそれを汚してしまう。
だが七海は構わず力強く扱き上げる。
「汚していいですよ。ほら、みーちゃんの大好きな俺のジャージでイッて下さい」
「あっ、あっ、や…ッ、ダメだ…っ」
「ダメじゃないですよね。あんなに必死に俺のジャージ抱きしめといて。すごい興奮してましたね」
「や…っ、言うなぁ…ッ、あ、あぅ――ッ」
ビクビクと身体が震える。
同時に七海のジャージの中に、思いっきり精を吐き出してしまう。
しばらくドクドクと収まらないそれを、七海はどこか恍惚とした表情で凝視していた。
「ああ、すげーいっぱい出ましたね。そんなに気持ち良かったですか?」
「……っ」
返す言葉がない。
俺の自慰を見たからこその行為なんだろうが、自分のジャージに出させるとかなんて悪趣味な奴なんだ。
じわりと涙が浮かんで唇を噛みしめながら睨むと、七海の喉がゴクリと上下した。
「煽ってるようにしか見えませんよ。…困ったな。もう間違えたくないんですけど」
「…っはぁ、何…言って」
強い余韻と倦怠感を感じながら、熱く息を吐き出す。
間違えるとはなんだ。
だがそれを考える余裕もなく酷く熱に浮かされたような視線を向けられて、達したばかりだというのにゾクゾクとする。
「みーちゃん、少し協力してくださいね」
「え…?」
「さすがに病人に突っ込むわけにはいきませんから」
そう言って七海はベッドから立ち上がると、俺の尻を自分の方へと向けさせる。
ギシリとスプリングが音を立てたと思ったら、覆いかぶさるように後ろから抱きしめてきた。
鼻孔いっぱいに広がる七海の匂いに、くらりと頭が回る。
「――っあ」
酷く熱いモノが俺の腰に当たった。
硬いそれが尻の割れ目をなぞり、剥き出しの肌を撫でていく。
指で散々弄られたそこはもう七海のモノを受け入れる準備が出来ていて、自然と生唾を飲み込んでしまう。
このままいつものように頭が真っ白になるほどの快感を与えられるんだろうか。
覚えてしまった快楽に抗う理性などもう残っておらず、七海の行動を待ってしまう。
「…っえ?」
だが熱いそれが押し入ってきた場所は、予想していた箇所とは違った。
ぴったりとくっつけた太ももの隙間にそれを押し入れられ、予想外の感覚に思わず戸惑う。
「…本当は今すぐぶち込んでめちゃくちゃに犯したいんですけど。みーちゃんの身体が一番なんで」
「な、なにを…っ」
「素股って知りませんか?ほら、ちゃんと足閉じて。みーちゃんの太腿で俺の扱いてくださいね」
「あっ、あ…っ、な、なにして…」
腰を揺さぶられ、太腿の隙間で七海のモノを抜き差しされる。
覚えのない感覚と、時たまお互いの勃起が擦れる感触に甘い声が上がってしまう。
「ん、みーちゃんこれも好きなんですか?なんでも気持ちよくなれていい子ですね」
「あ…っ、ん…ちが――」
後ろから顎を取られ、口付けられる。
七海の舌が咥内に入り込んできて、きつく舌を絡め取られると力が抜けてしまう。
同時にナカに挿入されている時のような腰の動きに、脳がグズグズに蕩けていく。
「ふ…っ、んん…っ」
いつの間にか前に回った手が俺の自身を扱き、七海は俺の身体を再び昂ぶらせていく。
「…っあ…は、すげー気持ちいい」
すぐ耳元で上擦った息遣いを感じて、堪らなく煽られてしまう。
全身を包む甘い匂いとむせ返るような空気に当てられて、俺は呆気なく二度目の熱を吐き出してしまった。
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