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「…っは…ぁ」
身体の中が火傷してしまいそうな感覚に身を震わせる。
片足を持ち上げられているため、より深くなってしまう挿入にうまく息継ぎが出来ない。
浅い呼吸を繰り返しながら、指や舌とは比べ物にならない圧倒的な質量に固く目を閉じて耐える。
「あー…すげーキツイ。搾り取られそう」
興奮したように上擦った七海の声がすぐ耳元で聞こえる。
これ以上入らないというのに確かめるように最奥までグッグッと押し込まれるような動きをされて、頭の天辺まで痺れるような快感が突き抜けていく。
「んッ…あ、だ、ダメだ。動かないでくれ…ッ」
「…は、冗談ですよね。こんな大喜びで俺のモノ締め付けておいて動くなとか…っ」
言いながらガツッと下から突き上げられる。
「――っひぁ」
自分でも驚くほど高い声が上がった。
思わず漏れ出てしまった声に、ハッとして自分の口を抑える。
「…ま、待ってくれ。ゆ、ゆっくり。ゆっくりじゃないと…っ、こ、声が…ッ」
「頑張って抑えましょうね。教室にまだ人いたんで」
「――えっ、あっ、ちょ…ッ、待っ…あッ、ああッ」
俺の頼みなんか全く聞いてくれる様子もなく、七海は抑えきれないといった様子でガツガツと腰を動かし始める。
凄まじい衝撃と快感が脳を突き抜けていき、視界がブレる。
先程まで寸止めされていたこともあり、あっという間に快感が上り詰めていく。
立っているのが辛くなり身体が落ちそうになったが、七海はそれを許さず俺の身体を引き寄せては腰を打ち付けてくる。
「――っあ、あ…もうダメだ…ッ、もう…っ」
頭が真っ白に昇り詰めようとした時、不意に男子トイレに入り込んでくる数人の生徒の声がした。
ドクリと心臓が跳ねる。
恐らくさっき入れ違いで教室に来た生徒で、帰宅前にトイレに寄ったんだろう。
「オニ眼鏡の面接練習やった?本番より緊張したわ」
「やったやった。威圧感やべーよな。眼鏡クイッてされると何もしてねーのに怒られた気がするわ」
「ぶっは、警察かよ」
どうやら人の悪口を言っているらしいが、イライラしている暇はない。
両手を壁について尻を突き出すような体勢だったが、不意に抱きしめられるように身体を起こされた。
背中越しにピッタリと身体を寄せた七海が、俺の耳裏にそっとキスをする。
それから不意に人差し指を唇に当てられた。
静かにしろ、ということなんだろうが当たり前だ。
何があっても声など出すものか。
七海が動きを止めてくれたことでホッとして、虚ろな視線で振り返りながらコクリと首を頷かせる。
俺の様子に七海がニッコリと笑った。
――あれ、この笑顔は何か良くない気がする。
そう思った瞬間、ぐいともう片方の太腿を持ち上げられる。
「―――っ!?」
完全に宙に浮いた足に少し足をバタつかせたが、七海の手が後ろから俺の両方の太腿を支える。
結合部だけがしっかりと根本まで入り込んだまま抱えあげられて、重力のせいでより深く入り込んでしまうそれにか細い悲鳴が漏れる。
「あれ、なんか聞こえた?」
「は?気のせいじゃね。まーでも実際オニ眼鏡の面接慣れとけばある意味本番楽勝だけどな」
「確かに。あれより怖い面接官絶対いないだろ」
笑いながらチャックを下ろし排尿し始める音が聞こえるが、頼むから早くいなくなってくれ。
必死に願っている俺を他所に、あろうことか七海は俺を持ち上げたままの姿勢で腰を揺さぶり始める。
「――ッ、……っふ」
必死に唇を噛み締めているのに息が漏れてしまう。
思わず顔を振り向かせてギロリと七海を睨みつけたが、余計にその瞳が煽られたように色を増す。
そのままの姿勢でズプズプと抜き差しされ、逃げることの出来ない強制的な快感に首を仰け反らせる。
凄まじい射精感が再び込み上げてきて、歯を食いしばりながら耐える。
ダメだ。
七海は置いといても他の生徒が近くにいる場所でまさか達するわけにいかない。
俺は教師で、七海は受験生で、絶対に、絶対にバレるわけにはいかない。
「…あれ?やっぱりなんか変な音しね?」
「え?」
用を足し終えたのかジーッとジッパーを上げる音をさせながら、一人の生徒が何か気付いたように声を上げる。
羞恥と動揺が入り混じりパニック状態になるが、こんなとんでもない状況だというのに俺の自身は全く萎えること無くボタボタと我慢の限界とばかりに床を濡らしている。
七海は気にせず卑猥な水音を立てながら俺を貫き、もうダメだとギュッと目を閉じる。
少しの沈黙の後、生徒達が小走りにトイレから出ていくような音がした。
「…え、今のそうだよな。マジ、誰?」
「バカ、さっき帰ってきてたっぽいし七海しかいねーだろ。特進科の童貞率ナメんな」
「うわー、どこの女子とだよ。アイツさすが…っつかやべ、勃ってきた」
上擦ったような声と共に会話が小さくなっていく。
もう限界でプルプルと震えていると、七海が耳元に唇を寄せた。
「ほら、イッていいよ」
「――っあ、あああッ」
こんな酷い仕打ちをしたというのに、驚くほど優しい声で七海が囁く。
今日何度目かの我慢のせいで、弾けるように俺は身体を仰け反らせて達してしまう。
勢いよく吹き出す精液は止まらず、自分でも水のように変わるそれに驚く。
「…うわ、すっげ。潮吹いちゃいましたね。そんなに気持ちよかったですか」
「あ…や…嫌だ…ッ。も…見るな…っ」
「見ますよ。人にバレそうになって興奮して気持ち良くなっちゃった顔もっと見せて下さい」
羞恥を煽るような言葉にドカッと顔が熱くなる。
バレそうになったというかあれは絶対バレていたんだが。
七海は俺を下ろすと、身体を反転させる。
腰を支えながら対面するように抱きしめて、再び挿入された。
「…っひ、あ…無理…ッ。もう無理だ…っ」
「大丈夫。今度は優しくしますから」
「…っも、こんなの嫌だ…っ」
涙がボロボロと零れ落ちる。
さっきまでの酷い羞恥と我慢とでもうヒグヒグとしゃくりあげてしまう。
七海が子供のようになっている俺の髪を撫で、甘やかすように何度も優しい口付けをしてくる。
あやすように背中を擦られた。
「…すみませんでした。可愛くて苛めたくなっちゃうんです。許してくれますか?」
正直さっきのはかなりギリギリの行為だった。
もし下手に騒がれて人を呼ばれたりでもしていたらどうするつもりだったんだ。
喉を震わせながらムスッと視線を七海から逸らすと、目尻に優しい感触が当たる。
ちゅ、ちゅと何度も啄まれて、どうしてもとろりと目元が落ちてしまう。
恋とは本当に恐ろしい。
何をされても愛しいと、許してしまいたくなる。
「みーちゃん、怒らないで。大好きです」
甘い声で言われて、堪らなくなってしまう。
言葉の代わりに七海の頬に手を伸ばすと、そっと自分からキスをした。
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