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「おはよういより、制服姿すっごく可愛いね……僕と同じクラスで嬉しい?」
「おはよう詠ちゃん!うん、嬉しいよー、ホッとしたー!」
緊張が抜けたのかいよりは机に顔を伏せてご機嫌に足を揺らしたので詠朔は表情を緩めて『やった』と小声で言ってガッツポーズをとる
ちなみに二人が同じクラスになって席が隣同士なのはもちろん偶然じゃない、詠朔がいよりと同じクラスにしてほしいと提案したからだ
いよりを取り合ってることもあって二人を同じクラスにしては詠朔に有利になるんじゃないかという意見も出たけど、いよりは新しい環境で不安だろうし知り合いがいたほうがいいんじゃない?と静彦も賛成してくれた
二人にとって重要なのはいよりの心ではなくて先に子供を作ること
だから校内での淫らな行為はもちろん禁止されている
「ってか詠ちゃん、学校では眼鏡かけてるんだねーなんか新鮮だしーかっこいいなぁ」
「えっ…本当?……、…あとで澄久のクラスに連れて行ってあげる」
気分がいいし、と詠朔は心の中で付け足す
澄久のクラスはC組で、詠朔と一緒に来たいよりを見て澄久は嬉しそうに微笑んだ
するとまわりは澄久がそんな優しい笑い方をしたのは初めてだとざわつきだす
「見て久ちゃん!制服似合う?写メとってもいいよ?」
「まだ着られてる感があるけどなー、けど似合ってる…ポーズとって」
サッとスマホを向けられたのでいよりがあざと可愛い表情とポーズをとれば別方向からもシャッター音が聞こえて…驚いて辺りを見渡す
澄久はため息をつき、自分の後ろの席に座りスマホを構えてるクラスメイトの頭を小突く
「おまえら勝手に撮るなよ」
「いてっ…だってかわいかったからつい…なぁ?」
同意するように頷く人が何人かいて、いよりは頬を赤らめる。
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