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そんな話し誰にもできなくて…乙藤家の関係者は両親同様いよりに何の期待も持ってないので詠朔か静彦の子供をさっさと孕めとばかり言ってくる、誰かにこの辛い気持ちを肯定してもらえていよりは泣きそうになった
「いより様と澄久さんが思い合ってることも聞いてます、詠朔さんと…今日は居なかったけど静彦さんのことも…ぶっちゃけあんなイケメンに取り合われるとかやばいっすよ!詠朔さんは絵本の中の王子様みたいだし、静彦さんはバリバリ活動はしてないけどモデルもしてる!マトはちっこいからあの人が着てる服とか買ったって似合わないけど…、でもキュンキュンできるのは好きな人がいなかったらって話!今日見ていより様は澄久さんが超好きってわかった!なのに今の状況は絶対絶対超迷惑!」
まさにその通りなのでいよりは涙を手でぬぐいながらうんうんと頷く
「マトは立場的に…いより様と澄久さんのことを応援はできないです…でも、マトはいより様の味方です、お薬に頼るのもいいけどマトのことも頼ってください!」
「っ…ま…まとぉ…」
いよりは体制を変えてマトの胸に顔を埋めてわぁわぁと声を上げて泣いた
この生活にも慣れてきたとおもったけどやっぱり吐き出せる場所があれば耐えられなかった
泣いたところでマトには何もできないくらいいよりはわかってるけど優しく背を撫でられて心は歩くなっていく
しばらく泣き続けて…泣き疲れた頃にいよりはくいくいとマトの服を引っ張る
「……マト、起きてる?」
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