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「…気持ちの問題で子作りがうまくいかない…とは言いませんが…今からでもどちらかに絞りましょうか?」
詠朔と静彦…どっちと結婚するかわからないから特別な感情をいだけず元々好きな澄久から離れられないのではと瑶実は考える
いまさらどちらかに絞ったら選ばれなかった方にうるさく言われるかもしれないけど乙藤家の今後のことが関わっている大切なことなので仕方ない
「…詠ちゃんか静彦お兄ちゃんか…?…そんなの、選べない」
一番好きは澄久だけど二番目は決められない
二人ともいよりをとても大切にしてくれて、順位をつけることなんてしたくない
「…そうですか…では現状維持ですね…いよりちゃんは詠朔さんを選ぶと思っていたのですが……もう下がっていいですよ、詠朔さんの言う通り式で居眠りなんてみっともない姿を晒されては困ります」
「ぅ…はい」
返事はしたけどいよりは静かな場での長ったらしい話は苦手なのですぐ眠くなってしまう、瑶実にも釘を刺されたしすぐに寝る準備をしようといよりは立ち上がったけど……ふと足を止めて瑶実の方を向き気にかかったことを訪ねる
「あの…なんで詠ちゃんを選ぶって…?」
やっぱり歳が近いから?といよりが首を傾げれば瑶実の返事は意外なものだった
「だっていよりちゃん…昔、詠朔さんと結婚の約束をしたと喜んで話してきたじゃありませんか」
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