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「何があったのか知りませんけどいより様と詠朔さんが気まずくなってると知ってちょっとしたプレゼントを用意しました!これさえあればバッチリ楽しめますよ!」
渡されて持ってみたらそれは予想以上にずっしりと重かった、どうしたものかと迷ったがマトのにこにこ顔を見ると無下にできなくて中身のわからないそれをもらう事になった
結局サボることはできずにいよりを送った後でマトがさっさと遊びに行ったのは薄情者だとムカついたけどちゃんといよりのことを考えて差し入れを用意していてくれたことは嬉しい
そして今に至る
「あのさ詠ちゃん!これ、マトが僕達にってくれたんだ!」
そう言って紙袋を差し出せば詠朔は受け取ってくれて予想より重いそれに不思議そうに眉を寄せる
警戒するように軽く振ってみればごとごととやはり重みのある音がした
「僕達に?…開けていい?…けっこう重いんだけど…」
いよりはこくこくと頷くと詠朔の真隣にきて急かすように肩を揺すった
妙に重い紙袋の中身は不気味だけど…今日微妙に感じたいよりとの気まずさが薄れて詠朔は内心でホッとする
「食べ物ではなさそうな音だけど…、……なんだ、ろ…う」
先に中身を確認した詠朔はバッッと袋を閉じたので覗き込もうとしたいよりは驚いた後で首をかしげる
中身が気になるのでいよりが紙袋に手をのばしたけど詠朔がパッと上に持ち上げてそれを遮った
何度かそんなやりとりを繰り返せばいよりはじれったくなって頬を膨らませる
「なんで見せてくんないのさ!見せてくんなきゃ嫌いになる!」
「えっ!?それは困るっ」
弱みに付け込んで紙袋を渡してもらえたいよりは勢いよく紙袋をひっくり返した
その中からは重量感のあるものがいくつも落ちてきて……どんなプレゼントだと目をキラキラさせたいよりだった…けど…
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