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「はぁ、たまんないなぁ」
乙藤家での生活は楽だけど、やっぱり人生には刺激が必要だ
「やぁ、これが終わったら相手をしてくれないかな?」
「ぁん、あっ、ひっ、ひぅっ!」
行為の真っ最中の男が歩いてきたマトに声をかける
マトの体は疼いていて今すぐにでもこの中に混ざりたいけど…この体を慰めて欲しい人はあのカーテンの奥にいる
マトは誘いを断ってカーテンに囲われた特別な空間に飛び込んだ
「遅かったね、誰にも気付かれずに抜け出せた?」
「えーさくぅ!」
家で過ごしている時とはガラリと纏う雰囲気の違う彼がそこにはいた
口調こそいつもと同じく柔らかいが常に浮かべてる柔和な笑顔は消え去っている
マトはポーッと頰を赤くして、ソファに腰掛けている詠朔に飛びついてすり寄った
詠朔は眉ひとつ動かさず、どうでもよさそうにマトの好きにさせている
「はぁっ、やっと触れたー!…家での詠朔、会っても全く他人のふりなんだもん…だからマト傷ついたー!…マト達は深い関係で、マトはこーんなにえーさくのこと大好きなのにさっ!」
甘えるようにぺろっと詠朔の唇を舐めれば、詠朔はさすがに鬱陶しく思い上に乗られて重かったこともあってマトを横へ押しのけた。
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